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<参考文献>本論では,わが国の総合電機メーカーが取り組む再生可能エネルギー(太陽光・風力)発電事業における事業モデルに関しての紹介を行った。この2つのモデルから言えることは,従来の製造業のケイパビリティとされたものづくりに関する価値の提供から,その前後にあるサービス関連事業における価値の提供へとケイパビリティの位置付けが変容している。そのため,再生可能エネルギー(太陽光・風力)発電事業の導入展開においては,顧客(ユーザー)視点での利益創出を前提としたサービス・ビジネスモデルの構築が大変重要である。そのために,今後同分野の推進に際しては,サービス・ビジネスクリエーターの育成が必須であると考える。-23-[1]M.E.Porter(1985)COMPETITIVEADVANTAGETheFreePress. 土岐伸,中込萬治・小野寺武夫訳(1986) 競争優位の戦略-いかに高業績を持続させるか-ダイヤモンド社[2]日立ホームページ 《http://www.hitachi.co.jp/products/power/ wind-turbine/feature/rotor/》3.まとめ

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