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表1 科目一覧国立・都営 東京障害者職業能力開発校職域開発系職域開発科 園田 忠夫当校は,東京都小平市に位置し,11職系14科年間定員260名を有する。(表1参照)障害は様々であり,肢体,聴覚,視覚,精神,発達,知的などの障害を持つ生徒が3か月から1年の期間において様々な訓練を受けている。-9-東京障害者職業能力開発校では,平成20年度から「職業訓練上特別な支援を要する障害者※」である精神障害者の受入れ(試行)を開始した。障害をオープンにした形での入校,訓練の実施,就職支援等を行う。精神保健福祉士を配置する等バックアップ体制も強化し訓練効果を検証しながら進めた。平成19年度校内プロジェクトチーム立ち上げ。精神障害者受入れについての検討が始まる。当初の構想は,障害特性において長期間の訓練を受けることが可能であるか見極めることが必要なため,試行期間中は短期課程のオフィスワーク科(6ヶ月)において実施することとしていたが,希望者がいれば身体対象全科にて受け入れることとなる。平成20年度生募集開始。平成20年度試行期間は平成22年度までとして試行開始。精神障害者対象の専門科目を新たに設置せず,既存科目の中で,他の身体障害者と同時に訓練を実施。オフィスワーク科 (6ヶ月コース)を中心として募集・入校させるが,希望があれば他の科目にも入校可能とし開始。試行定員は4月生,10月生ともに3名。1. 東京障害者職業能力開発校2. 精神・発達障害者受入れの背景・経緯―精神・発達障害者の方のための科目「職域開発科」の紹介―東京障害者職業能力開発校における「職業訓練上特別な支援を要する障害者」の受入れについて

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