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表1 訓練コースの概要(a)1年コース(4月入校)(b)6ヶ月コース(4、10月入校)図2 太陽光発電設備の施工実習表2 企業在職者訓練の講座概要-33-技大会」などに出場する者もおり、訓練に対する真剣な取り組みがなされています。最近は、各企業が積極的に人材を採用していることもあり、高い就職率を確保していますが、その一方で、当校への入校希望者数は減少傾向にあります。しかし、そのような中でも入校率90%超を維持できているのは、当校修了生の社会での活躍などが、着実に地域で評価されているものと考えています。(2) 企業在職者の技能向上と技能継承への支援中小企業を主な対象として、企業在職者の技術・技能の向上を目的に在職者訓練を実施しています。訓練内容は、企業等ニーズに的確に対応するため、姫路市をはじめとした播磨地域の115企業・団体で構成される「播磨ものづくり技能ネットワーク協議会」などからのヒアリングやアンケート結果も踏まえ、コース内容や実施方法などを検討しながら拡充させ、年間約800名の企業在職者が受講されます。表2が企業在職者訓練の講座概要です。この中で特に特徴的なコースは、ものづくり技能応用講座の「汎用旋盤技能習得コース」です。図3に訓練風景を示します。このコースは、実習をとおして汎用旋盤(テクノワシノ製)の操作方法等を学び、切削加工における熟練技能の後継者育成を図る目的で、当校開校時から実施しています。入社5年目までの中堅・若手技能者を対象としており、受講者は5〜10月の毎週1回を当校で講座を受講し、計18回(108時間)をかけて技能検定2級課題の製作技能の習得に取り組みます。

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