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(スウェーデン式サウンディングのやり方)図9 授業風景図10 ポリテク関西による巡回指導の風景(出欠状況の確認)いた。④ 訓練期間中にキャリア・コンサルティング(3ヶ月目(5月)以降、毎月)、委託校オリジナル就職支援テキストの配布、定期的な求人情報の掲示(毎月)、企業人事担当者による就職講話・懇談会(訓練期間の後半に2回)、企業人事担当者による求人説明会(7月)、希望者に対する個別就職相談の実施といった就職支援を行った。就職支援を受けた結果、75%の方が、自信がついたとの回答であった。中には困難にぶつかり自暴自棄の状態であったが、訓練のおかげで、今後に対する非常に大きな意欲を得ることができた。という職業訓練に携わるものとしては冥利に尽きる言葉もいただいた。これは、委託校が訓練生に対し真摯に取り組んだ成果である。就職状況は以下のとおり。訓練修了時の就職率は58.3%であったが就職支援を継続して行ったところ3ヵ月後の就職率は83.3%に達した。-17-受講者募集が苦戦しつつも、継続的に受講問合せがあることに加え、3ヵ月後の就職率が80%を超えており、関連就職率も80%と高いことから、地域のニーズを踏まえた離職者向けの職業訓練として相応しいことが検証できた。なお、受講生によっては土木施工関連の学科が当初の見通しと異なり想像以上に難しかったため、関連分野への就労を断念した受講生もいた。4.2  検証訓練に取組む訓練実施機関の支援主に巡回指導により就職支援実施状況の確認及びアンケート調査によって得た受講生の要望や習得度、学校が日々の指導で得た受講生からの意見等を可能な限り共有し、改善すべき事項があれば対処するよう依頼した。また、出欠席の状況も常に把握し、欠席が目立ったり、受講意欲の低下が見えた受講生への指導状況を委託校と常に共有するようにした。雇用保険受給等に関わる書類は毎月、ハローワークの認定日前にポリテク職員が確認し、受講生が手続きを円滑に行えるよう支援した。4.3  在職者訓練の開発分野選定及び人材育成研大阪コンソにおいて開発する在職者訓練の分野選定に当たっては、以下の着眼点により検討することとした。① 日本の貿易収支における各産業の割合、近畿究会の取組み

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