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3Dプリンターで部品づくりレース中のスナップと表彰式ることで、コントロール性能を有する競技が実現できる。つまり、ミニ四駆を改造することでスロットカーとして活用し、単に走らせるツールでなく、コントロールすることで競い合うレースを実現でき、その興味深さは飛躍的に向上する。・3Dプリンターを活用した部品づくりミニ四駆を題材として子供達を中心とする地域の方々に、ものづくりの楽しさ、競い合うことの面白さを体験していただくことを進めると同時に、改造のためのパーツなどを3Dプリンターなどで製作し、装着し性能を良くする取り組みにも容易に対応できる。これを行うことで、ものづくりに向かう想いの醸成を進めることができ、ものづくりに興味を持っていただける機会を作り出すことができる。・お祭りなどへの対応近年は、さまざまな場所で、さまざまな形態でのイベントが盛りだくさんである。これらのイベント開催にあたって、当校のミニ四駆コースを貸出、設置調整の上多くの子供たちに楽しんでもらう機会を作り出すことは大切である。そして先に述べているミニ四駆倶楽部への参画を促し、また、当校の有する資産を活用した製作と改良を通した「ものづくり」への関心を高める機会作りに取り組む。-31-・舞鶴市ミニ四駆大会などの展開・ポリテクカレッジ夏祭り-ものづくり祭典市民の皆さま方にお集まりいただける機会をどのように作り出せるか、それが当校における喫緊の課題である。遊び心からのものづくりは大切なキーワードであるし、面白さと得した気分は、人を動かす大きなモチベーションである。ものづくりは日本の産業の根幹であり、世界に誇れる日本の心を形成する大切な要素である。理系離れとかコピー文化だとか、ある種の寂しい言葉が周りを飛び交っている。これまでの日本を支えてきた「ものづくり」、そしてこれからも支えていく「ものづくり」を次代を担う子供たちに伝授することが、私達ポリテクカレッジ京都職員の使命であり、もっとも喜びを感じる仕事でもある。多くの人々に感動を与えられる仕事、そして「これが私達の使命です‼」っと胸張れる取組を成すことが私どもにとってのこの上もない幸せである。現在は、ポリテクカレッジ杯として開催しているミニ四駆大会であるが、舞鶴市役所、商工会議所等とのタイアップにより、舞鶴市長杯、商工会議所会頭杯などと呼称されるミニ四駆大会を開催し、より広域に楽しみを広める取組を進めていく。場合によっては、当校が主催する「ポリテクカレッジ夏祭り-ものづくり祭典(仮称)」などを開催し、多くの人にお越しいただき、ものづくりを楽しんでいただけるイベントの実施にも一翼を担えたらと考えている。9. 今後の展開(地域活動)10. おわりに

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