3/2015
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図6 オキポリくん図7 LINE@登録者数の推移ビジョンの広報ポスターから誕生した(図6)。印刷会社がデザインしたそのキャラクタは、沖縄の守り神である「シーサー」と、ものづくりを象徴する「ロボット」や「ネジ」を合体させた“ゆるキャラ”であり、名前は決まっていなかった。そこで、印刷会社から利用許諾を得て、愛称募集イベントを企画した。子供連れが多数来校するポリテックビジョンで大々的に愛称募集をPRし、当日から1ヶ月間を応募期間とした。命名のヒントとして、学生が次の様なプロフィールを考案した。いずれも、沖縄で育ち、日々講義や実習に追われる学生らしい発想である。・年齢:413歳のおじぃ。(※シーサーに掛けてある。)・特徴:知識がたまりすぎて、頭が大きくなってしまったよ!・好きな食べ物:サトウキビの丸かじり。ネジの牙で削るよ!愛称募集イベントは学内に掲示したポスターとLINE@により告知した。また採用者にはレーザー加工機で製作されたキャラクタグッズを贈呈することとした。結果、締め切りまでに園児から中高年まで100人を超す方から243案の応募を頂いた。その後、学内委員会と全職員による投票を経て、キャラクタは「オキポリくん」と命名された。名付け親はLINE@で愛称募集を知り、メールにて応募してくれた沖縄市内に住む高校3年生。何と、次年度沖縄能開大に入学予定の学生であった。-12-これは、LINE@を通じて能開大に興味を持ち、受験、入学へと至った最たる例である。以上のように、高校生に向けて沖縄能開大の魅力を学校案内やチラシを通じて伝え、受験に至るまでの期間、LINE@を通じて能開大生が活躍する姿を継続的に伝えることができた。更には、情報配信に応じて、高校生の方から学内イベントに参加してくれたことを確認することもできた。LINE@登録者数の推移とメッセージへの投票結果、オープンキャンパスの参加者数と入学試験の応募者数を示す。(1)LINE@登録者数の推移LINE@では6月から9月にかけてオープンキャンパスの予告を配信し、10月から3月にかけてエイサー隊や海洋ロボコンなど学生が活躍する様子を配信した。登録者数は、開設直後に職員と在校生に依頼することで、2週間で60人を確保し、チラシを配布することで、第1回オープンキャンパス前日までに107人を確保した。さらに当日の勧誘で、参加者103人中25人が登録した。また、7月初旬の台風接近時には60人が登録した。その後、登録者は7月末の第2回目まで急増し、その後は年度末まで緩やかに増えていった。2015年度には、新入生の入校時と台風接近時に、登録者数が階段状に増加している(図7)。5. 広報活動の改善結果

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