2/2015
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写真6 所長決裁3日目のヒアリングについて,求職者支援課職員に概要報告をし,質疑応答などを通じて,仮説をまとめた.島根県内では(株)グローバルのほか(株)日本教育クリエイト出雲教室でも介護系コースを実施しており,実際の募集チラシ等を参考に検討を進めている.4日目に関係者にまとめた内容の報告をし,関係部門の決裁を行い,5日目の発表会の準備を行った.5日目は4日目に不在となった所長決裁を午前中に終え,資料の修正,発表のリハーサル等を行い,午後の発表会に臨んだ.5.3  発表の概要レジメのほかパワーポイント資料を作成し,発表を行った.発表会には島根県,介護労働安定センター,地元の新聞社等に聴講いただく公開発表として最終日に発表を行った.発表の主な内容は次のとおりであった.(1) 魅力発信のためのポイント介護業界での就業未経験者への情報発信や相談において,留意するポイントについて提案された.①営業・サービス業の経験者が馴染みやすいヒアリング情報から上記の①の仮説を設定・相手の気持ちを考える能力にたけている人 ・言葉遣いが丁寧な人 ・物腰が低い人 ・コミュニケーション能力が高い人 ②仕事について・感謝の言葉を直接かけられることで,やりが-37-・働きながら資格取得することで,収入が安定・利用者の笑顔に直接接することで自分が元気・高齢化の進展が今後も見込まれており,景気・ハローワークの求人状況も介護関係は他の産業よりも安定して多くあり,就職しやすい状況が続いている・高齢者が安心して喜んで暮らせるように支援する仕事という,仕事そのものにやりがいを感じる③訓練実施上の工夫・訓練生に仕事のイメージをつかみやすくする・訓練生ひとりひとりとの情報交換ややりとりを意識的に多くとるようにし,訓練生の変化を大切にした対応を行う・自信をつけられるように丁寧に繰り返しでも・訓練を通じて,「失敗を成功だと考えられるようになる」よう,メッセージを発信している④訓練のメリット・介護の経験のある講師や介護事業所から直接情報を得ることで就職前に仕事の状況を把握できる・就職して資格取得をする方法もあるが,あらかじめ体系的に専門知識を学んでいることで自信がつく・生活リズムができる.就職前に就職後の日々・同業界を目指す仲間との出会いは,就職後の(2) 留意すべき課題①現場での人材不足・十分な人材が確保できないことで,自分がやらなければならないという精神的な負担が大きくなることがある.いを感じるするになれるに左右されない環境があるために事業所の説明会を実施する受講生に対応するの勤務に馴染みやすくなる情報交換ができる仲間づくりにもなる

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