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説明会以外にも、個別に普及推進員が訪問・説明することも可能です。資料の送付や訪問希望・ご質問などがございましたら、ご記入ください。ウェブ動画も使用して発表します。榎崎社長荒谷主任(研修担当)訓練終了後の面談 男性(26歳)求職者の職業能力を証明する4種類のシート(①履歴シート、②職務経歴シート、③キャリアシート、④評価シート)です。履歴書などにはない求職者に関する詳細な情報が記載されているので、短時間の採用面接では分からない求職者の職業能力やレベルなどを客観的に評価できます。「受ける」研修から「考える」研修へ ~教える側の意識改革も加わり、効果は無限大に~■所在地/広島市中区 ■業種/旅行業 ■資本金/1億円会社概要■従業員/60人  http://www.topic-tour.co.jp/訓練概要■コース名/営業社員登用コース ■訓練生/8人■訓練期間/平成25年11月より4か月■種別/有期実習型訓練(キャリア・アップ型)■平成21年より毎年実施:訓練実施者28人1.制度活用に取り組んだ目的  高度情報化社会、プロフェッショナルが生き残るには、社員の人材育成が必須。2.具体的な取り組み  訓練カリキュラム(Off-JT85時間、OJT325時間)、評価シートを作成。  講師全員が社内。訓練生の相談に、研修担当者を選任しコミュニケーション、考えることの大切さを認識させる。3.制度の活用による具体的な効果  教える体制が出来た。訓練生はOff-JTでより深い知識を学べOJTで大変役立った。仲間で励まし合い、教え合うことが出来、また、訓練日誌を毎日記入することで課題が見つかり、目標立てが明確になった。一挙両得。ジョブ・カードを活用した職業訓練を通じ、有能な人材を育成・確保したい企業と正社員の経験が少ない求職者や新規学卒者とのマッチングを促進する国の制度です。職業訓練を実施する企業では、訓練生の適性や能力などを判断したうえで、正社員として継続雇用できます。また、一定の要件を満たす場合には、国からの助成金や奨励金を受けられます。ひろでん中国新聞旅行株式会社本社図7 訓練修了後の面談例技能と技術 1/2015図8 企業説明会チラシ4.本事例のまとめFAX:082-222-6659広島商工会議所“旅行業は人材で決まる。「旅行業のプロ」とは、事業所名連絡先(TEL)氏   名役 職 名広島県地域ジョブ・カードセンター行ジョブ・カード専門の知識を持ち、コンサルティング能力を兼ね備えた人材である。”(榎崎社長)役 職 名※ご記入いただいた情報は、広島商工会議所からの各種連絡・情報提供のために利用することがあります。ジョブ・カード制度わが社の経営理念“3つの夢”の実現1.顧客満足2.社員満足3.黒字経営人材育成“企業は人なり”氏   名ひろでん中国新聞旅行株式会社事例発表企業ジョブ・カード制度 企業説明会参加申込書め直し,自らのレベルアップを図ることができます。さらに,こうしたことを当社全体のレベルアップにつなげていくことが,学生用ジョブ・カードの活用と有期実習型訓練を実施するうえで,大きな意義を持つものであると考えています。 この取り組みは,平成26年7月17日開催の「ジョブ・カード制度企業説明会」(参加者100人)において,Q1.OJTとOff-JTを組み合わせた雇用型訓練を受講した感想はA.Off-JTにつきましては、日ごろの業務では、なかなか勉強できない、業法や約款、トラブルの対処事例などを勉強できました。実際の事例などを交えての講習だったのでこれからの業務に役立つと思いました。  OJTでは、実際に先輩と一緒に、営業現場にでて、Off-JTで勉強していることが参考になる場面もあり、日々知識が身についていることを実感しました。また、会社内での勉強ではなかなか体験できない、さりげない会話の中からお客様の需要を掘り起こし、セールスにつなげていく術や、お客様との信頼関係の構築をみて、営業としての姿勢や心構えを学ぶことが出来ました。Q2.ジョブ・カードへの記載やキャリア・コンサルティングを受けた感想はA.ジョブ・カードでは自分の職歴、長所、短所などを棚卸することができました。  今まで、自分を客観的に見つめ直して、書面に書き出すことで、現在の自分の状況を把握でき、これからの仕事や生活の方向性を見直すことができました。  キャリア・コンサルティングでは、この職種がどのような人が適性があるのか、それに即した能力をどのように身につけて行くのかを、自分ではなく、第三者から、客観的にみて、アドバイスを頂いたことにより、今後の道筋が見えました。Q3.今後の抱負A.弊社は広島発着に特化した旅行の企画・実施を行っております。  研修で得た知識を生かし、また地元の方の夢や喜びをサポートする仕事に付けた喜びを日々感じながら一人一人のお客様に合わせた旅行の提案をして行きたいと思います。  また、私自身としては、契約社員から正社員になり、ますます仕事に責任感とやる気に満ち溢れています。実際の仕事の面では、研修で勉強したことが役に立っていますが、やはり、壁にあたることがあります。例えば、「SLやまぐち号とりんご狩り日帰りバスツアー」という旅行を予定していましたが、山口県を襲った集中豪雨の影響で、SLやまぐち号が運休となりました。このように、天候や現地施設の事情により、予定していた行程が実施できないことがある場合、旅行会社としては、代案を提案しなければなりません。それはお客様がどのような内容を重視して旅行をしていただけるかという「リサーチ力」や元の行程と比べて何が一番差し支えなく実施ができるかを総合的に考える「知識」や「提案力」が必要になります。その際は、お客様といろいろお話するなかで、食べ物がキーポイントになっておりました。後日、先輩方の意見を参考にさせていただきながら、代わりのプランを「浜焼き食べ放題といちご狩り体験」という企画を代替案としてご提案し、お客様にも満足していただけました。  このような経験をもとに、今後は未然にリスクのある施設については、お客様に事前によく説明をして、了承していただいたのち契約頂くことが大切だと感じました。今後はこちらからどんどん提案出来るような営業をしていきたいです。  また、営業として、企画担当に今後の商品企画の参考にしてもらえるよう話すことも必要だと感じています。「国際都市広島」の旅行会社社員として地元を元気に、地元のお客様を大切にして会社に貢献していきたいと思っています。-36-企業導入事例として同社社長榎崎哲也氏,総務部主任荒谷佳余子氏よりWeb動画(http://www.jc-center.jp)も使用して発表していただいた。 参加者からは・公の制度を自社の制度として浸透されて,訓練生

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