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図510.目的を達成するための支援11.採用企業との関わり方12.おわりに■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■ff■■■■■■行う場合に活用できる資料・ツール等を開発・提供するなど,「職業能力基礎講習」や就職支援の集団指導の充実を支援していくこととしている(求職者支援訓練巡回やセンター実施のセミナー等で得たニーズをもとに,求職者支援課ケース会議等で検討したアイデアを実施機関に積極的に提供する)。 早期就職を支援する求職者支援訓練は,受講者が早期に就職できるように支援していくことが主たる目的となる。そのために専門科目の学習のほかに「職業能力基礎講習」や就職支援,キャリアコンサルティングを実施することとされている。 それぞれの項目について,厳密に定義がなされているが,訓練としては就職に向けて有機的に連携した一体的な支援となるほうが望ましいであろう。 しかし,そのように理解するものの,実施機関にとって,これらの項目をいかに関連づけ,連動させるかは,難しい課題と認識されることも多いようである。 「職業能力基礎講習」でビジネスマナーを1つの独立したセミナーとしても,就職支援に貢献できないであろう。むしろ,訓練全体にうまく位置づけ,訓練の中で円滑に行動改善を続けられるようにするために,教材の解説だけでなく,就職や職業人として実際に起こった例を交えながら,行動改善面にポイントをおき,考えていくという進め方が必要となる。 そういう意味でも採用した新入社員に行うビジネスマナーと求職者支援訓練で行うビジネスマナーは,ベースが同じでも教授法や解説のポイントが違ってくる。 例えば,エゴグラム等を活用し,自分のコミュニケーションのスタイルを理解し,自己理解を深め,行動改善目標を認識することを前提にしたうえで,行動改善の具体的なツールとしてビジネスマナーの規則を活用するといった講習の展開方法が考えられる。 部外講師が「職業能力基礎講習」を実施して期待技能と技術 1/2015-24-する成果が得られていないという悩みを持っている場合,訓練全体の中で講座がうまく位置づけられていないという点を見直しておきたいところである。 早期就職を目指して,採用意欲の高い企業に講師を依頼することも訓練と就職支援の連動に役立つのではないだろうか。 就職先や職種について,職業人講話等は行うこととなっているが,専門科目の中にも採用意欲の高い企業に講師を依頼することで,より就職を意識しながら訓練を進めることができるだろう。 職業人講話のほか,可能な限り採用意欲の高い企業が参加できるようにするのも,早期就職に役立つと思われる。 「職業能力基礎講習」と「就職支援・キャリアコンサルティング」は就職を目的として実施する求職者支援訓練においては,必須とされている。しかし,一方では他の専門的な講座とうまく連携がとれていないケースも見られる。 求職者支援訓練全体の中でこれらの支援の位置づけをどうするのか,どのように連携して進めるかは,訓練実施機関にとっても大きな課題となってい

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