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9.1 民間教育機関支援のための連携9.2 ホームページを活用した情報提供写真2 キャリアコンサルティング職員研修写真3 受講者支援ツール例9.就職支援,キャリアコンサルティングの相談そうという積極的な意見が出された。 また,人材マッチングでは,事務系職種を希望する求職者が多数であるのに対し,求人数が少ないというミスマッチの問題が指摘され,訓練を通じて受給バランスの調整をする運営について意見交換を行った。 さらに受講者募集については,訓練実施機関が連携した広報を行えるよう,支援センターが訓練実施機関と調整したり,ハローワーク主催の訓練コースについて説明会の場を積極的に設定してほしいなどの要望が出された(訓練説明会は松江公共職業安定所で開催されているが,他の安定所においても開催を希望するというもの)。 公的職業訓練は地域の人材育成を支えるためにも重要な役割が期待されており,訓練が十分活用されるようにしていくために,関係機関が連携していく必要がある。企業誘致施策と連携したコース設定や新しいビジネスモデルに対応したコース設定などが考えられる。 フリートーク会で出された要望等を踏まえ,今後の求職者支援訓練の運営改善などに生かしていくこととしている。 当センターでは,平成26年4月から就職支援やキャリアコンサルティングに専門的に対応する職員を配置した。これに伴い,平成26年6・7月に当該職員によって,求職者支援課職員に対し,キャリアコンサルティングの技術研修を行った。 研修には,島根県立東部高等技術校の職員にも参加いただく合同研修の形をとった。 就職支援はさまざまな背景を持った受講者一人ひとりに対し,きめ細かい対応が求められるが,限られた体制の中で,いかに効果的な就職支援をしていくかが,大きな悩みにもなっている。類似ケースであっても,1つの定型化した対応でうまくいくとは限らない。就職支援にはさまざまなケース情報を日-23-常業務の中で交換することも必要であろう。 こうした考えのもと,同技術校ともコミュニケーションを密にして,人材育成・就職支援面から地域の発展に貢献していくため,今後も意見交換会や研修会を通じて情報交換を進めていきたいと考えている。 当センターでは,「職業能力基礎講習」や就職支援など集団指導に関する技法等について,求職者支援訓練実施機関向けに情報をホームページに掲載して,提供するよう検討している。 なお,訓練技法については,能力開発技法一覧(職業能力総合大学校 基盤整備センター 能力開発データベース)が活用できる。技法の説明に加えて,活用の流れの記述もあり,訓練の内容に応じて活用しやすいようまとめられている。 こうした訓練技法の情報提供に加え,集団指導を実践報告

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