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 ⑵ 講師等の育成・選定・実施体制 ⑶アンケートを活用したフィードバック ⑵ 講師の育成支援コンサルティングなどの支援と訓練科目を有機的に連動させた展開をしていくことが,重要であると考えられる。 また,実施機関へのヒアリング等から次のような項目を課題として抽出した。<課題> ⑴ 求職者支援訓練全体のコーディネート  特に仕事の知識とその活用力を身に付けるとともに,就職と仕事への意欲を高めるための効果的なコース運営。「就職支援・キャリアコンサルティング」と「職業能力基礎講習」のコーディネート。  「職業能力基礎講習」の内容や構成の検討と講師の育成と選定。また,実施のための体制づくり。  当センターが実施しているアンケートに見られる課題内容をフィードバックし,次の改善につなげる。 これらの課題のうち,当センターが支援を行う項目として,次のような内容があげられる。<対応策> ⑴ コーディネート支援  認定申請時のカリキュラム(日別計画表)を作成するための相談の強化。認定申請受け付け前に相談期間を設定する。「職業能力基礎講習」の準備については,「ワークガイダンス講師育成講座」を実施している。  キャリアコンサルティング支援を専門的に行う担当者を新たに配置し,巡回時の相談等の充実を図る。  また,平成26年度からは「職業訓練サービスガイドライン研修」を実施する予定であり,実施機関への情報提供と受講勧奨を行う。  講師の選定は実施機関が行うが,育成についてはヒューマンスキル育成のノウハウを提供することも必要となることから,ヒアリング調査 ⑶ アンケートを活用したフィードバック支援技能と技術 1/2015-18-等から考えられる支援セミナーをリストアップし,アンケートを実施することとした。アンケート結果をもとにケース会議等で検討して,オリジナルセミナーを実施することとした。  平成25年度においては,オリジナルセミナーを2コース実施している(「就職支援対策ワークショップ」「職業興味アプローチによる自己理解と就職支援」)。  平成26年度においては求職者支援訓練サポート講習(以下「サポート講習」という)を新たに実施するため,訓練課長と指導員を講師メンバーとする「求職者支援訓練サポート講習等検討プロジェクト」を設置して検討を行う。  アンケートについてはセンターから,回答者を特定できないようにまとめた資料を提供する。提供することについては,島根労働局に確認を行っている。3.セミナーのニーズ調査 求職者支援訓練を実施する機関の経営者,事務担当者,「職業能力基礎講習」担当講師,就職支援担当者等にアンケート調査を実施することとした。 平成25年度にオリジナル講習・サポート講習の受講希望調査(以下「センターアンケート」という)を行い,要望の高い内容についてまとめた。 必要と考えられる講習テーマのうち,実施可能な内容をリストアップし,センターアンケートを行った。県内の求職者支援訓練の実施機関と平成25年度に実施した「ワークガイダンス講師育成講座」の参加者に依頼をし,36名の方から回答を得た。 アンケートの内容は「オリジナル講習・サポート講習の受講希望調査」(図1)のとおりで,受講希望の度合を高5点から低1点で表して回答を得た。 アンケート結果は図2のとおりである。

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