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写真9 ものづくりフェスタin静岡2014(ツインメッセ会場)本校ブース(H26.8.9)写真10 技能検定(旋盤作業)実施風景(H25.9.7)技能と技術 4/2014⑴ 共同研究①ICTを用いた大規模災害時の避難所支援システ ㈱ユー・エス・ピーとの共同により電子情報技術科教員(安部惠一,橋本隆志,西出和広)が中心となり,専門課程の総合制作実習テーマに取り入れて進めているものである。平成25年度は,全国のポリテクカレッジから応募された総合制作実習24点の中で最優秀賞に輝いた。審査委員の講評では,大震災を教訓とした社会性の高い課題設定に基づき,災害時における電源喪失時や通信遮断時においても使用できるよう,組込み機器による低消費電力サーバ,発電および蓄電により長時間の運用が可能となる工夫がされているとともに,地元企業と密接に連携し,2~3年後の商品化を目指し,取り組んでいる点や,電子情報技術科において習得する組込み・ネットワーク・電子回路等に関連した技能・技術が充分に網羅されていることが高く評価された。今年度も継続し,実用化に向けて問題点の改善に取り組むこととしている。②高齢者向け健康器具のプロトタイプ評価システム S社との共同により高齢化が進む中で高齢者の運動機能の低下を防ぐ健康器具のプロトタイプの開発と評価システムの開発を目的としている。パウダブレーキのトルクで負荷をかける際の最適なトルクの算出などをフィードバック制御で行おうというものである。今後具体的な計画に着手する予定である。⑵ 研修体系の援助 K社(資本金2,000万円,従業員約70名)は,日本塑性加工学会賞,モノづくり中小企業300社,第3回ものづくり日本大賞などを受賞した,自動車部品加工(パイプ加工)に独自の技術力を持つ企業である。現在,若年従業員を中心に長期的な視点で人材育成をするための体系づくりに着手し,その援助を継続している。今後は事業の拡大とともに人材育ムのプロトタイプの開発の開発3.個別企業との連携「ビジネスマッチングフェアはままつ」にも出展を継続する。⑸ 浜松市労働基準協会 平成25年度は,労働安全衛生法に基づく特別教育(低圧電気取扱業務,研削砥石取替え業務)を4回,320名に対して実施したので,引き続き継続していく。⑹ 静岡県職業能力開発協会等 平成25年度は技能検定委員として教員を18回派遣し801名の検定にかかわった。その他に,「若年技能者人材育成支援事業連絡会議」の座長および「ものづくりフェスタ」への参加,静岡県と同協会が実施する「静岡県ものづくり競技大会」(機械CAD,フライス盤,電子機器組立)部門委員への教員派遣および学生の参加,静岡県が主催する「全国若年者ものづくり競技大会のバスツアー」参加など,多くの事業に参画をしている。-10-

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