写真８ 三次元測定技術（H26.9.18）他機関と連携した取り組み２【平成25年度計画実施コース】＜湖西地域職業訓練センター会場（５コース）＞【感想・意見・要望】に大きな影響を与えてきた経緯から，自動車以外の分野への進出による自動車依存からの脱却のため，湖西市も新産業の創出を行政施策の柱に掲げ，既存産業の高度化と産業基盤を生かした新産業の創出を目指している。その１つに航空機産業への進出をあげているが，構成企業は，これまで培ってきた技能・技術を生かしながら，異種素材加工技術を修得し，高まる製品品質基準をクリアすることで新産業進出による地域の再構築を図っていかなければならない。 こうした背景の中で，平成25年度は，厚生労働省から「新事業展開地域人材育成支援事業」＊３に認定されたため，当該事業の検討と同時に本校とポリテクセンター静岡が加わり「人材育成研究会」を設置して，訓練コースの計画実施に取り組むこととした。検討に当たっては，平成20年度に作成した職業能力開発体系を再構築したカリキュラムの開発と，これまで実現しなかった教育訓練を実施し，既存の技術の更なるブラッシュアップと高い技能を持った人材の育成を行うこととした。 平成25年度に計画実施をした８コースおよび受講者の感想等は次のとおりである。・有接点シーケンス制御の実践技術（受講者５名）・電機系保全実践技術（受講者７名）・旋盤精密加工技術（受講者９名）・生産現場で使う品質管理および問題発見・改善手法（受講者16名）＜本校会場（３コース）＞・プラスチック射出成形技術（受講者９名）・CADによる金型設計（受講者８名）・測定技術（精密測定＋三次元測定）（受講者６名）・講師が理解度に合わせて進んでくれてよかった。・今後もこのような講習があれば参加したい。・他分野の金型の構造を知ることができた。・高度過ぎてついていけませんでした。もっと勉－9－⑷ 浜松商工会議所 静岡県および（公財）静岡県産業振興財団の「新成長産業戦略的育成事業」の人材育成として，同会議所が実施する「航空宇宙産業中核人材育成講座」７）の関連講座を本校では「三次元測定技術」コースを本年度から実施しているが，今後とも同講座に積極的にかかわっていく。また，同会議所が主催する・普段使っている三次元測定機のわからない操作・もう少し実技の時間があったほうがよい。 多くの受講者から，技術者として必要な技術および知識を習得し，技術的要素・問題解決能力を身につけることができ今後に生かせると回答があった。また，技能検定試験への挑戦意欲も高まり，自発的なスキルアップの意識を喚起・醸成する機会となり，高い技能と意識を持った人材の育成につなげることができた。 今後は，① 異種素材加工技術等の技能と技術を習得し，高まる品質基準をクリアしていくための教育訓練コースの検討。② 受講企業数が構成企業62社中18社と約3割にとどまっているので，多くの企業の参加ができるコースの選定，参加しやすい環境（日程や時間）の整備に向けた情報収集と検討。など，同組合の新分野進出のための人材育成の課題解決に向けて，本校は継続的な連携を図っていく。強しなくてはなりません。を知ることができた。
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