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る大会である6)。⑴  技能五輪国際大会は,正式には,国際技能競技大会(World Skills Competition)と呼ばれる。⑵  1950(昭和25)年にスペインとポルトガルの2ヵ国で開催。1971年まで毎年開催。それ以降はおおよそ2年に1度の開催である。⑶  参加国の職業訓練分野の振興及び技能水準の向上を目指す。青年技能労働者の国際交流と親善を目的としている。⑷  日本国籍を有し,大会開催年に22歳以下で過去に大会に参加したことのない者であること。 各都道府県の職業能力開発協会の主催により,技能競技大会,あるいは技能五輪全国大会の予選会が開催されている。 以上,ものづくりの将来を担う若者が参加する技能競技大会について,第51回の技能五輪全国大会を中心に報告した。これからのものづくりを担う青年,特に職業能力開発施設で学ぶ訓練生に技能競技大会に興味を抱いてもらい,そして技能競技大会へ参加していただきたい。日本のものづくり産業を先導してくれることを期待したい。また,そのような環境づくりを構築,そして支援していくことがわれわれ指導員の責務ではないだろうかと思う。 本報告をまとめるに当たり,中央職業能力開発協会 技能振興部より競技写真の提供をしていただく等,多大なるご協力をいただきました。感謝申し上げます。-45-1)厚生労働省「ものづくり白書 平成25年版」 http://www.mhlw.go.jp/(参照:2014.1.31)2)日本労働研究雑誌:特集「2000年問題」を検する,No.550. P31~P42 .May. 20063)独立行政法人 労働政策研究・研修機構:ものづくり現場の中核を担う技能者の育成の現状と課題に関する調査,2012年3月28日4)「技能五輪全国大会」「フリー百科事典Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/(参照:2014.1.31)5)中央職業能力開発協会主催の技能五輪全国大会パンフレット資料6)中央職業能力開発協会Homepage「ものづくり基盤強化」http://javada.jp/monozukuri/(参照:2014.1.31) 本報告の一部は,ポリテックビジョン2013 訓練研究・総合制作発表会(2014年2月28日,千葉職業能力開発短期大学校)において発表した内容をもとに作成したものである。実践報告<参考文献>5.4 都道府県での技能大会(毎年開催)6.おわりに謝辞

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