3/2014
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 当校は生産技術科,電子情報技術科,住居環境科の3科(各科20名定員)からなる。就職希望者が約3分の2,東北職業能力開発大学校の応用課程を含む進学希望者が約3分の1である。就職希望者のうち,県内希望者が3分の2を占める。したがって,就職活動の方法や一般的な動向もとらえつつも,地方特有の部分に重点を置くことが必要となる。地方都市における就職活動は,一般的にいわれているように何社も受験して内定を取るという方法ではない。企業数が限られることからピンポイントでのマッチングが要求され,学校と企業のパイプが重要となる。 就職支援のスケジュールは,過去の経験を踏襲する形で組み上げられていた。しかし,それを分析してみると,非効率性や無駄,また,場合によっては支援の不足などが存在することがわかった。そこ-23-で,必要かつ効率的な就職支援を行うために就職活動とその支援を解析し,学年ごとに目標を設け,それに至るために必要な項目を整理した特性要因図(フィッシュボーンチャート)を作成した。図1が1年次,図2が2年次のものである。このフィッシュボーンチャートは要素を関連づけるだけでなく,時期的な目安と担当者・部署についても考慮して作成されている。これを参考に2年間の計画を策定している。学生への説明,保護者への説明用に要点のみを示した計画が図3となる。就職支援の取り組み4図2 就職活動とその支援に関わるフィッシュボーンチャート(2年次)図3 就職活動と支援の年間計画2.進路決定に関わる環境3.就職支援の計画

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