秋田職業能力開発短期大学校（以下，当校という）では，平成22年度から25年度にかけて，４年連続で進路決定率100％を達成している。さらに近年の平成24年度，25年度は年内12月までに100％に到達している。もちろん学生本人や教職員の努力が大きな要因であることは確かであるが，試行錯誤と熟慮の上，築き上げた学校としての取り組みもある。当校よりも更に効果的な手法を展開している教育機関も－22－数多く存在するし，各学校の置かれた状況により方法論は異なるが，多少でも他校の就職支援の参考になればという思いから，当校の取り組みについて紹介させていただくことにした。 ここで進路決定率とは，卒業生のうち，就職や応用課程をはじめとするほかの教育訓練機関への進学など，安定した進路を決定できた者の割合をいい，近年，就職率に代わる大学等の指標として用いられ始めている。当校においては，進路に関してこの指標を用い，学生募集および求人開拓を行っている。秋田職業能力開発短期大学校 電子情報技術科 住居環境科 図１ 就職活動とその支援に関わるフィッシュボーンチャート（１年次）技能と技術 3/20141．はじめに早川 英金子 健幸 就職支援の取り組み ４―秋田職業能力開発短期大学校の取り組み―就職支援の現場から
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