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Aイ①ABロCハ③③Dニ④他②⇩ニ 企業連携職業訓練のポイントは以下の2点です。・企業現場での仕事内容に即した訓練を施設内で行った後に,企業内訓練での訓練を実施することにより,職場への適応性(技術面・環境面)を高めること(対訓練生)。・企業内訓練を通して障害特性に応じた職場環境の調整や,上司や同僚による業務管理,指導上の配慮等へのアドバイス・支援を行うこと(対事業主)。 当センターにおいて職業指導または職業訓練を受講中の訓練生であって,異なる就業環境下では業務の円滑・的確な遂行が困難となる方や,身体動作の制限が多く特別の機器・設備のもとで職業訓練を行い,職業能力を身に付けることが必要な方が対象になります。具体的には以下にあげる方です。<特別支援障害者>   *平成26年3月現在・精神障害者・発達障害者・高次脳機能障害者・視覚障害者(1級・2級)・上肢障害 (脳性まひによる上肢機能障害を含む)・体幹障害1級・2級であって特に配慮を要する者・2級以上の両上肢機能障害及び2級以上の両下肢機能障害を重複する者又は3級以上の脳性まひによる上肢機能障害及び3級以上の脳性まひによる移動機能障害を重複する者 企業連携職業訓練の流れを図1に示します。⑴ 企業との事前打ち合わせ まず,雇用を検討している事業所と企業内訓練を実施するための事前打ち合わせを行います。打ち合わせする内容はおおむね次のとおりです。・職務内容 障害特性のために健常者が実施している職務をそのまま実施することが難しい場合があります。このような場合には,事業所に協力を求め,当初の職務を見直し,訓練生が担当可能な新たな職務に組み立て直す必要があります。このためにまず,職務分析を行います。指導員が担当部署へ出向き,職務内容を細かく聞き,従業員が作業している様子を観察するなどして職務を切り出し,個々の作業に分解していきます。切り出した作業を事務所担当と一緒に一人分の職務として組み合わせていきます。・職場環境及び作業環境 職場環境については,人員構成や座席配置,動線などについてもよく確認する必要があります。障害職務1職務2職務3担当職務-15-障害者に対する職業訓練32.1 企業連携職業訓練の要点2.2 対象者2.3 企業連携職業訓練の流れ図1 企業連携職業訓練の流れ図2 職務の切り出しイメージ

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