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めに,ヒンジピンの部分を真鍮の丸棒に変更した。 実際に動作させたところスムーズに直動カムをスライドさせることができた。また,パンチも降下していることを確認できたため,実際に穿孔することにした。図45に示すように原反を穿孔する前にせん断抵抗値が低い紙を用いて動作検証を行った。 動作検証したところ穿孔できることを確認できた。穴位置も問題がなかったため,実際に原反を穿孔してみることにした。-18- 図46のように,力を加えても穿孔することができなかった。このことから,パンチの先端に図47のように追加工を加えることで応力を分散させることにした。 このパンチを使用し実際に原反を挿入し動作させたところ,パンチが下降し穿孔できることが確認できた。しかし,パンチが上へ上げるための圧縮バネの力が弱いため,原反に入り込んだまま抜けないという問題が発生した。 そのため,圧縮バネを再度,選定し直すことにした。まず,入り込んだ原反を抜くために図48のような実験を行い必要な力を調べた。 実験の結果から,パンチを引き抜くためには4N図44 部品変更後の治具図45 動作検証の様子図46 原反の穿孔技能と技術 4/2013図47 パンチの追加工図48 実験の様子

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