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タープログラム」修了者は27名であった。⑵ アンケート結果より,いずれの専門教育科目も受講科目として適切であったと評価された。⑶ 受講登録辞退者が受講を続けるための課題として以下の点があげられた。・2年目の2科目においては,6校時開講の変更およびキャンパス移動に対する配慮。・3年目の科目においては,就職活動に配慮した開講時間の検討。 次に,以上の結果をもとに再構築し,平成25年度から実施した新カリキュラムの概要について報告した。新カリキュラムは,⑴ 以前の8科目16単位から,一部内容を統合し6科目12単位へと縮小した。⑵ 鍋島・本庄の2ヵ所のキャンパスで同時受講を可能とするe-Learning授業を6科目中5科目に導入した。⑶ 医学部学生に関しては,2年生後学期以降は医学系専門分野との重複が予想されるので,1年生で全科目を履修可能とした。 新カリキュラムについては,平成25年度より実施し始めたところであり,状況の推移を見守っているところである。-11-1)福嶋利浩・井手將文・韓 昌完・堀川悦夫:障がい者の就労支援コーディネーター養成プログラムの実践,大学教育年報(佐賀大学),pp34-43,2011.2)松為信雄・菊池恵美子:職業リハビリテーション学 改訂第2版,共同医書出版社,2006.3)障害者の一般就労を支える人材の育成のあり方に関する研究会:障害者の一般就労を支える人材のあり方に関する研究会報告書,2009.4)松為信雄:広がる職業リハビリテーション・サービスと人材,日本職業リハビリテーション学会第38回神奈川大会プログラム・抄録集,pp34-35,2010.5)堀川悦夫:障がい者の就労支援に関する高等教育カリキュラムの開発-佐賀大学障がい者の就労支援コーディネーター養成-,職業リハビリテーション,23(1),pp50-54,2009.6)福嶋利浩・井手將文・韓 昌完・堀川悦夫:佐賀大学における障がい者の就労支援に関する人材育成の取り組み(その2)-「障がい者の就労支援コーディネーター養成プログラム」初年次受講学生の履修状況について-,アジア職業リハビリテーション研究,pp64-73,2011.7)福嶋利浩・井手將文・韓 昌完・堀川悦夫:障がい者の就労支援コーディネーター養成プログラムの実践—第二報—,大学教育年報(佐賀大学),pp46-57,2012. 最後に本事業の起案・実施において,佐賀大学はもとより,松為信雄先生(元日本職業リハビリテーション学会会長)をはじめとする日本職業リハビリテーション学会の先生方など多くの方々のご指導ご協力を得ており,記して感謝申し上げます障害者に対する職業訓練1<参考文献>

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