2/2013
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 組込み勉強会は2010年度から取り組んでいるが,2011年度はカリキュラムを制作して本格的に実施した。カリキュラムはETロボコンに必要な一通りの開発が体験できるように,ゼミ生の意見を聞きながらプログラムとモデルを交互に7回行うものを制作した(表2)。また使用するプレゼン資料はETロボコンで使用してきた資料をパワーポイントにまとめ,実習で使用する例題や課題は自分たちの制作した競技用のプログラムをもとに制作したり,オリジナルな冷蔵庫システムの教材を制作した。 組込み勉強会2011を実施した結果は表3のようになった。11月から翌年2月まで予定どおり7回実施し,電子情報技術科1年生約20名のうち希望した5名ほどが参加した。勉強会の効果を測るために,参加した1年生のうち皆勤の4名にアンケートを取り,図5はその集計の一部である。参加したすべての学生が勉強会に満足し,後輩は先輩の伝統や意気込みを継承できたようである。しかしモデリングやプログラミングについては理解できなかった学生もいた。 組込み勉強会2011のアンケート結果からプログラミングよりモデリングの理解が難しく,もっとモデルを勉強したいとの声が上がった。そのため昨年度講義クロス開発についてキャリブレーションについてキャリブレーション(センサ値の取得),ロボットを動かすプログラム制作(前進,後進,左右旋回)モデルとは何か,モデル開発の手順(要求モデル・分析モデル・設計モデル)実習講義実習冷蔵庫の機能について講義ライントレースの概要と技術実習ライントレース走行するプログラ講義ユースケース図とユースケース記実習ユースケース図とユースケース記講義区間別走行の概要と技術実習区間別走行のプログラム制作講義クラス図とシーケンス図の概要と実習クラス図とシーケンス図の制作講義PID制御の概要と技術実習PID制御のプログラム制作ム制作述の概要と書き方述の制作書き方表3 組込み勉強会2011の実施結果日付時間11/22(火)11/29(火)1/17(火)1/24(火)1/31(火)2/6(月)2/7(火)16:30〜17:5017:00〜17:5016:30〜18:0016:30〜17:5016:30〜17:5016:30〜18:0016:30〜18:00内容参加人数6名6名4名4名4名4名4名4.1 組込み勉強会2011図3 キャリブレーションの実習図4 シーケンス図の制作実習技能と技術 2/20134.2 組込み勉強会2012表2 組込み勉強会2011のカリキュラム回数第1回プログラミング第2回モデリング第3回プログラミング第4回モデリング第5回プログラミング第6回モデリング第7回プログラミング回数第1回第2回第3回第4回第5回第6回第7回-36-

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