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6.今後について○○○○○12345○○○○○123455[mm]上昇する。図22に上昇している様子を,図23に下降している様子を示す(上昇下降の様子を撮影するため,別モジュールは移動させている)。 上昇すると別モジュールの赤色高輝度LEDが点灯する。「上」を認識すると下位コントローラーは,1秒間DC5[V]リレーをONするため,結果的にテーブルの上昇移動量は約5[mm]となる。 下降すると別モジュールの緑色高輝度LEDが点灯する。 表7に「上」の音声認識結果を示す。 結果から,5回中5回すべて左右の下位コントローラーは認識成功した。音声認識率は100%である。 表8に「下」の音声認識結果を示す。-32- 1回目にて両方の下位コントローラーが,認識失敗した。2回目にて両方の下位コントローラーが,「上」と誤認識した。4回目と5回目にて右の下位コントローラーは認識失敗したが,左の下位コントローラーは認識成功したので,テーブルは下降している。したがって音声認識率は60%である。 検証後,左右に配置していた下位コントローラーの位置を真中へ配置変更し,なおかつコンデンサマイクの向きを調整したが,表7,8とほぼ同様な結果であった。 以上の結果から,「下」の音声認識を向上させるためには,話者が発声する「下」のトーン,イントネーション,話す速度を意識する必要があった。 今回は,音声認識モジュールを利用した下位コントローラーを製作しテーブル制御を試みたが,今後は以下の機能追加に取り組む。① Bluetooth通信機能の追加 USBホスト機能を有するPIC24Fへ変更し,USBドングルタイプのBluetooth通信機能を追加する。現在,図24のようなBluetooth検証基板にて開発を進めている。左右左右○○○○○5.3 検証結果図22 上昇の様子図23 下降の様子技能と技術 2/2013表7 「上」の音声認識結果成功失敗誤認成功失敗誤認○○○○○表8「下」の音声認識結果成功失敗誤認成功失敗誤認

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