2/2013
33/54

5.SIモードの音声認識検証定している。よって,あらかじめ登録されているキーワードは,「左」,「右」,「上」,「下」,「前」,「後ろ」の6種類である。②話者がコンデンサマイクに「上」と発声する。③音声認識モジュールが音声を「上」と認識すると,PICマイコンへ「上」のインデックス値2とH’41を足した値H’43 をPICマイコンへ返す。 PICマイコンのフローを図19に示す。 PICマイコンおよび音声認識モジュールの初期化処理後,モード選択コマンド「CMD_RECOG_SI」を音声認識モジュールへ送信すると,電源投入時スリープモードの音声認識モジュールがウェイクアップし「STS_AWAKEN」コマンドを返し音声認識を開始する。認識時間5秒以内(初期値)に発声し,認識成功すると「STS_SIMILAR」コマンドをPICマイコンへ返す。PICマイコンは続けて「ARG_ACK」コマンドを送信することで,音声認識モジュールはインデックス値を返す。 認識時間をすぎると「STS_TIMEOUT」コマン-31-ドを,認識できない場合は「STS_ERROR」コマンドをPICマイコンへ返す。 平成25年2月14日(木)に対象者宅にて,SIモードの音声認識検証を行った。日常生活動作を想定し,対象者は机に向かった状態とし,コンデンサマイクから約1[m]離し,それぞれ対象者に向けて配置した。 配置場所は,図20,21のように上昇下降テーブルの両端奥左右に配置した。それぞれの下位コントローラーは,部品配置が異なるだけで,使用している部品やプログラムは全く同じである。  対象者が「上」を5回発声し,そのつど,左右の下位コントローラーが,認識成功,認識失敗,誤認識するかを確認する。左右どちらかの下位コントローラーが「上」と認識成功すれば,テーブルは約実践報告図18 認識処理の流れ図19 制御フロー5.1 検証環境について5.2 検証方法図20 大田製作の下位コントローラー (テーブル左奥に配置)図21 吉田製作の下位コントローラー (テーブル右奥に配置)

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る