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3.2 開発課題Ⅱの指導での「見える化」 ⑴ 指導方法の概要 開発課題Ⅰは,3年生までに身に付けた技能・技術に基づいて,機械・電子・情報の3系の学生がチームを組んで,ファクトリー・オートメーションのミニチュア版を作る。グループは,7グループに分けている。具体的にはハノイの塔というゲームで,主なルールは,3本のポールの一方の端に,3枚の大きさが異なった円盤が積まれており,その円盤を一枚ずつ移動させ,重ねるときは必ず大きい円盤の上に小さい円盤が乗るようにし,中央のポールは作業用のバッファとして利用し,最終的に反対側の端のポールに積み上げる。このゲームの自動機を制作し,最後に正確性,速さ等を競うことにしている。 表3に仕様を記す。表4に示した評価基準を事前に公表しておくこととしている。図2にハノイの塔の制作物の例を示す。表3 開発課題Ⅰの仕様の例-31-図2 ハノイの塔の例実践報告

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