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● 専門知識の理解を深めるため,学科と実習を一● 2年次前半までに習得した基礎知識や技術を応用・発展させる力を身につけるため,2年次の後半には,各自がテーマを決めてシステム開発を行う修了課題に取り組みます。● IT関連の専門知識だけではなく,プレゼンテーション,ビジネスマナーなど社会人として必要な知識や技能を身につけることができます。また,キャリアカウンセリングを充実し,訓練生の希望や適性に応じた企業への就職を支援しています。● 現役で活躍している方を講師として迎え,ITサービスにおける実際のサポート事例を多く取り入れた訓練を実施します。技能と技術 4/2012体化させた授業を展開しています。-38-する人材の育成を目指します。 ⑶ コースの特徴 1年の訓練期間で,IT関連職種に就くために必要な知識・技能を身につけることができるよう,次のような特徴あるコースとなっています。● コンピュータ管理業務については,実習中心の訓練を行い,少しでも即戦力に近づけるよう工夫しています。3.2 ITサポートコース ⑴ 経緯 社会全体におけるIT利用の拡大および産業全体に占めるITサービスによる付加価値の増大につれ,IT人材育成の必要性が高まっています。とりわけ情報システムの開発や運用の分野では求人ニーズが高く,障害のある方が活躍できる分野が広がっています。このため,企業で活用されるITサービスのマネジメントや情報システムの運用管理に必要な知識・技能を習得することを目的とする「ITサポートコース」を,平成25年度から新設する準備を進めています。 ⑵ コースの概要 主として離転職者を対象にITサービスのマネジメントにかかる専門知識を身につけ,企業におけるコンピュータ管理業務に必要なクライアント設定,ネットワーク・サーバ管理技術を習得します。企業内で活用される情報システムの運用管理をサポート3.3 ビジネスキャリアコース ⑴ 経緯 これまで知的障害者を対象とした訓練コースは,外食,環境,流通などの実習を通して職場で働くマナーや作業手順などを習得する,「総合実務コース」のみでした。これに対し,パソコンなどのスキルを身につけ事務職に就きたいとの受講ニーズが寄せられるようになりました。一方,知的障害者を事務職として雇用する企業も増えてきたことから,身体障害者を対象としてパソコン,経理などの習得を目指す「OAビジネスコース」の定員を拡充し,知的障害者を募集対象に加えた「ビジネスキャリアコース」に改編しました。 ⑵ コースの概要 1年の訓練期間で,事務系職種の経験が少ない(おおむね2年未満)身体障害者および知的障害者を対象とし,パソコン,経理,ビジネスマナー,さらには事務補助作業など事務関係の職業に就くため

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