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3.単元におけるねがい4.単元の計画 レザークラフト班と合同で 単元「花屋F店等へ,新製品『ウッドパネル』の納品」(4〜5月)では,ウッドパネルとフォトスタンドを製作し,得意先へ多くの製品を納品した。本単元について班長を中心にみんなで相談したところ,「ほかの班と一緒に盛大に販売会をしたい」という声があがった。同じように販売会を計画していたレザークラフト班との話し合いにより,今年度最初の2班合同の販売会を行うことになった。週に一度,合同で昼食をとりながら「大販売会連絡会」を行い,お互いの製作状況を伝え合ったり,合同で「『大販売会』だより」を発行したりして,2班で協力し合って取り組んでいく。 全員で「パネルキューブ」を「大販売会」に 「さらに新しい製品を作りたい」という生徒の声をもとに,4月のウッドパネルの製作工程をできるだけ変えずに製作できる新製品「パネルキューブ」を作ることになった。1つのラインで全員で協力して2種類の製品を作り上げてほしい。「大販売会」に向けて,売り上げ目標数をみんなで相談し合って決め,出来高表を作成して班全体で確認し合って製作を進める。目標達成を目指して,出来栄えの良い製品を精いっぱい製作してほしい。 担当の仕事に次々と 単元期間中,1人ひとりの得意な活動に合わせて,切断,面取り,塗装,組み立てなどの工程を担当し,同じ仕事に繰り返し取り組む。塗装では,ムラなく塗れるように,扱いやすく道具を工夫したり,組み立てでは,補助枠等を改善したりして,1人ひとりに合った道具や補助具等を用意していく。初めての担当に取り組む生徒もいるので,丁寧に手順等を確認し合いながら,安全に留意して製作を進める。早く自分の担当の仕事に慣れて,次々と仕事に取り組んでほしい。 みんなで協力して「大販売会」を盛り上げて 「大販売会」に向けて,製品の値札付け等,販売会の準備活動も,役割を担当して力を合わせてやり技能と技術 4/2012-8-遂げてほしい。班長を中心として,Y駅へFAXを送付したり,電話連絡をしたりしていく。花については,ここ数年,やりとりがあるC高等学校生産ビジネス科と連携していく。単元期間中,全員で協力して製作や準備活動などに取り組み,今年度初めての販売会をやり遂げ,満足感いっぱいに単元を締めくくってほしい。○「パネルキューブ」とウッドパネルの製作の担当の仕事に,自分から精いっぱい取り組んでほしい。○販売会当日は,班の仲間やレザークラフト班の仲間と協力して,たくさんの製品を販売し,満足感を味わってほしい。① 今年度初めての販売会を目指して,仲間とテーマを共有できるように・「パネルキューブ」とウッドパネルの製作や,販売会に向けての仕事に全員で力を合わせて取り組む。・折にふれて,Y駅で実施する「木工・レザークラフト大販売会」のことやレザークラフト班と合同で行うことなどを話題にしていく。② 「大販売会」への気持ちが高まるように・単元のはじめに,試作品を見ながら「パネルキューブ」を作って販売することを確認し合ったり,製作目標数をみんなで相談して決めたりする。・出来高表を作成して作業室内に掲示し,日々,目標個数や製品の完成数などを記入していく。・出来上がった製品から入り口奥の完成品置き場に並べていく。③ 「大販売会」への期待感や,製作の見通しを⑴ 計画を立てるに当たって —思いに寄りそい,生徒主体を支えて— 〔生徒主体の単元活動の進め方〕

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