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1.はじめに2.ポリテクカレッジ石川の概要 ポリテクカレッジ石川(以下,「石川短大校」という。)は,ものづくりができる実践的な技術者の育成を目的とした2年間の工科系短期大学校です。石川短大校は,平成元年に開校し,来年25年目を迎えるとともに,これまで,1,350人あまりの卒業生を県内外の有数の企業等に送り出してきました。 本稿では,石川短大校を少しでも理解して頂くために発行している「校長だより」の記事を中心に,必要と思われる箇所については,他の資料で補足しながら石川短大校を紹介します。 石川短大校は,穴水に設置されています。穴水は,能登半島の中央部に位置し,七尾北湾に面した人口約9,800人の町です。のと鉄道や能登有料道路の終点に位置し,奥能登の玄関口として能登交通の要所であり,七尾北湾の海上交通を制する要所の地でもあります。また,平成15年7月に,能登空港が開港になり,東京羽田から能登まで約1時間で来ることができます。さらに,平安時代の歴史書「日本後紀」によれば,808年には穴水の地が存在していることが確認されている歴史あるところです。 のと鉄道穴水駅から石川短大校まで行くには,駅前を右手に進み,真名井川を越え,小又川河口に架かる長谷部橋を渡ると「穴水町役場」の駐車場に至-41-ります。そのすぐ南東の海側の高さ約40mの急崖上に「穴水城」があり,穴水湾の海側縁のその道,町道城山線をそのまま進むと左手に,「歴史民族資料館」と「長谷部神社」が,右手にヨットハーバー(穴水宝水マリーナ)が目に飛び込んできます。とりわけ,穴水湾の海は,空をクッキリ映し出し,穏やかな内海にできた入り組んだ湾が,波ひとつ立てることのない穴水湾に驚かされます。そのまま,その道を登り,左手に「穴水高等学校」や「町営相撲場」と「穴水陸上競技場」を,右手に「のとふれあい文化センター」を見ながら登りきったところに石川短大校があります。 石川短大校は,のと鉄道穴水駅から約2.2km,徒歩28分,自然の豊かさや歴史の深さを肌に感じ,教育や文化の環境が整ったすばらしいところにあります。 石川短大校は,生産技術科と電子情報技術科の2科があり,生産技術科では,汎用機械,NC工作機械,CAD/CAMシステムなどを通じて加工技術の理論施設紹介北陸職業能力開発大学校附属石川職業能力開発短期大学校降籏 英明ポリテクカレッジ石川

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