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実験を通して金型の転写性を学びます。次に,高学年のデザイン教育では,学んだ専門知識を活用しグループで解決することが求められていることから,私の研究室では機械工学演習の一環として,学科(Mechanical Systems Engineering)のロゴマークを鋳造と金型の知識を利用して,実際にサンプルを製作する課題を与えています。写真は,学生が砂型鋳造と金型を用いた樹脂のプレス加工で得られたサンプルに着色した作品を示します。卒業研究もデザイン教育として位置づけていますが,私のスタンスは,学生とのコミュニュケーションを図りつつ,学生が自ら考えて主体的に興味をもって取り組むように指導しています。このように,4年間を通して材料加工学の立場から体系的にデザイン教育を実施し技能と技術 2/2012ふくもと いさお略歴1976年 琉球大学助手1986年 工学博士(大阪大学)1988年 琉球大学助教授1993-1994年 米国コーネル大学客員研究員ています。 最後に,加工技術は時代と社会の要請とともに進化していますが,それを支える人材育成は急務です。コンピュータソフトはますます重視され,それを駆使する技術,また関連する専門知識の習得は当然のこととして,経験体験を通しての技術や技能の修得はより重要と思われます。そのためには,モノづくりの面白さを実感させると同時にいいモノを作りたいと強く思う感性を育てることもきわめて大切です。国際的な技術競争が激しくなるなかで,技術者はハードとソフトの技術をバランス良く使いこなし,かつ絶えず技能と技術のスキルアップを目指す自己啓発が求められています。2002年 琉球大学教授2008-2009年 琉球大学工学部副学部長2011年 日本機械学会フェロー金型砂型鋳造による作品-2-プレス成形体の作品

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