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 各測定点は,ch1:屋根部位,ch2:縦ダクト上部, ch3:縦ダクト中間部の上側,ch4:縦ダクト中間部の下側,ch5:パッシブソーラーシステム用縦ダクトの底部(床下),ch6:床吹き出し口の近く(床下),ch7:ロフト部の東壁面内,ch8:ロフト部の西壁面内,ch9:天井面,ch10:軒下部の各点である。 グラフ5は,ロフト部の東壁面内ch7と西壁面内ch8を除いた,8測定点のみでの測定結果を示している。-33- グラフ5,6,7は,下記に示された期間の中で,12~14時の時間帯の,測定結果を示している。 グラフ5(時間:12~14 期間:2007.0210~0228)のch1(屋根部位)においては,冬期の良好な天候の日には43.1~28.1℃の温度域にあり,比較的に寒い日には13.6~9.8℃の温度域であった。ch5(パッシブソーラーシステム用縦ダクトの底部)においては,冬期の良好な天候の日には38.6~25.9℃の温度域にあり,比較的に寒い日には9.2~8.5℃の温度域であった。ch6(床吹き出し口の近く)においては,冬期の良好な天候の日には20.4~16.9℃の温度域にあり,比較的に寒い日には10.7~8.78℃の温度域であった。 グラフ6(時間:12~14 期間:2008.0210~0228)のch1(屋根部位)においては,冬期の比較的良好な天候の日には,41.8~28.4℃の温度域にあり,比較的に寒い日には9.7~9.4℃の温度域であった。ch5(パッシブソーラーシステム用縦ダクトの底部)においては,冬期の比較的良好な天候の日には40.3~26.7℃の温度域にあり,比較的に寒い日には9.0~8.8℃の温度域であった。ch6(床吹き出し口の近く)においては,冬期の比較的良好な天候の日には25.3~15.2℃の温度域にあり,比較的に寒い日には8.8~7.8℃の温度域であった。 この2007年および2008年の測定ともに,この冬期の比較的良好な天候の日における,ch5(パッシブソーラーシステム用縦ダクトの底部)からch6(床吹き出し口の近く)へ,暖められた空気が移動する間で,温度が下がる傾向が見られる。この改善が必要とされた。 グラフ7(時間:12~14 期間:2008.0810~0828)のch1(屋根部位)においては,夏期の良好な天候の日には,57.7~31.1℃の温度域にあり,比較的に寒い日には29.0~24.4℃の温度域であった。空気循環制御用のハンドリングBOX内部は,夏期には自動制御とし,高温域では外気への排気モードとなっている。ch5(パッシブソーラーシステム用縦ダクトの底部)においては,夏期の比較的良好な天候の日には30.1~25.1℃の温度域にあり,比較的に寒い日には23.0~22.1℃の温度域であった。ch64.2 モデル棟内各部位の温度測定グラフ5 8接点の温度測定(時間:12~14 期間:2007.0210~0228)グラフ6 10接点の温度測定(時間:12~14 期間:2008.0210~0228)グラフ7 10接点の温度測定(時間:12~14 期間:2008.0810~0828)技能と技術 2/2012

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