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5.今後の実践に向けて① 研修日時H22.8.17(火)13.00~15.30参加者 30人② 研修日時H22.8.20(金)15.00~17.30参加者 19人になり今後学生対象なのですぐにカード記入にならないかもしれないが記入のコツといった部分は勉強できた。」,「実践的な整理方法であり,すぐに活用できる。」という意見であった。⑷ 学生との関係構築を図りながら相談者の強み(自信)を高めるという観点からジョブ・カードの作成支援(見える化)は,今後のキャリア形成に非常に大切である。そのために効果的なキャリア・コンサルティングのあり方6)として,①話しやすい状況を作ること,②傾聴・情報提供のスキルを高めること,③学生に“よりそうように!”支援をすること,“そっと背中をおしてあげる!”こと,などの能力の重要性について,具体例を通して理解された。⑴ 学生に対するキャリア・コンサルティングの重要性は理解できるが,教職員の人的体制から多数-23-の学生に対応することが現実問題として難しいとの意見が出された。その点について,例えば学生の特徴を把握してから,本当に寄り添って支援する者,少し背中を押してやればできる者など,支援の力の入れ方で1/3に分けて,指導側の負荷を分散できる方法を提案した。  (職業意識レベル7)から①“よりそうように!”―やりたいことがわからない。何をしたいのかわからない者に自己理解,職業理解等の支援を行い,働くことに興味や自信を持つことができるようにする。②“そっと背中をおしてあげる!”―就職を希望しているが就職活動のきっかけがない。ハローワーク等の公的機関の利用を躊躇している者にキャリア形成支援,職場見学会,専門家の声を聞くなどによりやりたい仕事を絞り込む。③“自分でできる!”―自主的に就職活動を行っている。自分で求人票も検索できる。自分のなりたい仕事に向けて頑張っている。)⑵ 本学園においては,入学当初より社会人としての基礎力を育むためきめ細かな職業指導を実施しており「チャレンジする精神」「コミュニケーション・プレゼンテーション能力」「リーダーシップ」など日常のあいさつから社会人としての心構え,就職活動方法など個別の指導が実施されておりその成果が就職率ほぼ100%の実績に繋がっている。また,「人材育成懇話会」が設けられており企業と連携し,よりよい人材育成する活動が続けられている。  今後ジョブ・カードを活用しキャリア形成支援の取組を検討していくことになっている。⑶ 就職後も学んだ母校で継続して「リカレント教育」が受けられることは,卒業生も安心して就業生活が送れ,また企業における人材育成の面からも今後ますます学園の果たす役割が増大していくものと思われる。今後,ジョブ・カードが国民のツールとして定着してくるなかで当学園において学んだ人のキャリア形成に大きく影響し,感動・感激できる事例が生まれることを期待している(平成23年4月策定されたジョブ・カード制度新「全国推進基本計画」で国は,学生用のジョブ・教員研修     ロールプレイ     実施発表 ロールプレイ(生徒-先生)    ヒアリング実施発表技能と技術 2/2012

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