4/2011
15/38

 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター(以下「吉備職リハ」という。)は、岡山県のほぼ中央部に位置し、福祉施設はじめ障害者が多数雇用されている企業や住宅等が立ち並ぶ吉備高原都市の一角に設置されています。 吉備職リハは、医療から職業に至るまで一貫したリハビリテーションサービスを障害者に提供し職業的自立を支援することを目的として隣接する吉備高原医療リハビリテーションセンターとともに昭和62年4月に開設され、各地域のハローワーク、障害者職業センター等の関係機関と連携を図りながら、障害者に対して職業訓練を軸に職業評価、職業指導、就職活動支援を体系的に実施する総合的な職業リハビリテーション施設として、これまで約1500人をこえる障害のある方を受け入れてきました。 開設当初は、被災労働者を中心とした身体障害者を対象としていましたが、障害者の職業を通じた社会参加の拡大を背景に法律の改正が行われ、現在は身体障害者、知的障害者、発達障害者、精神障害者、高次脳機能障害者など就職を希望する全ての障害のある方に対して職業訓練等の職業リハビリテーションを行っています。1.はじめに障害者に対する職業能力開発について③国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 水口 雅弘−13− 障害者に対する職業能力開発について③吉備高原医療リハビリテーションセンター国立吉備高原職業リハビリテーションセンター職業リハビリテーションセンター国立吉備高原

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る