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表1 チャレンジプロダクトコースの入校・就職状況 2011/7/1現在技能と技術 3/2011 入校状況は、開校以来、平成20年度10月入校生を除いて、定員を確保することができた。 この大きな要因としては、募集広報活動の充実があげられる。当校における募集広報活動内容は次のとおりである。•公共職業安定所および市町村等を対象とした募集広報活動•広報誌等への掲載•募集ポスターの掲示•オープンキャンパスの開催•体験入校•技術校募集説明会•地域技能展の開催•街頭労働相談等 なお、平成20年度10月入校生が定員割れとなった理由として、開設後、間もないこともあり、募集広報活動方法が模索の状況下にあった。今後は社会の状況変化を把握しながら、募集広報活動を今まで以上、より積極的に実施していくことが必要となる。 就職状況は、平成22年度4月入校生を除いてほぼ就職率100%であった。だが、その状況下の中で、コースとは関連性のない職種で就職した者も一部おり、決して満足のいくものではなかった。表1から入校別期別年度別4月生10月生4月生10月生4月生20年度21年度22年度入校者修了者15715151514491112も見てわかるように、企業実習受け入れ先の就職率も過去3年間の平均は約60%と低調であった。 また、就職率低下の理由として、2011年9月に米国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻した、いわゆる、リーマンショックによる世界的金融危機があげられる。これにより、景気が悪化し、製造業の雇用情勢にも影響を及ぼし、求人が一挙に激減したことである。 現在も雇用情勢悪化の影響は拭えないが、今後、就職支援のさらなる強化が必要となってくる。ここで、当校における今までの就職率向上のための取り組みについて紹介する。•キャリアコンサルティング講座(履歴書の書き方、職務経歴書の書き方、面接の受け方等)の開催•コース担当職員と求人開拓推進員の連携による技術校生との就職面談•求人開拓推進員〈東部校職員〉による求人の獲得(企業訪問等)•就職対策部会の開催(随時実施)•合同就職説明会の実施(年5回)•就職困難な技術校生への就職支援(模擬面接等) ただ、神奈川県の有効求人倍率が約0.4倍という中で、就職率が平均で約90%という高い数値で結果を残せたことは、就職を目的とした施設として十分その役割を果たすことはできたと思う。修了率就職者93.3%57.1%60.0%73.3%80.0%1448118企業実習受入先就職者数就職率100.0%100.0%88.9%100.0%66.7%113573受入先就職率78.6%75.0%55.6%63.6%25.0%5 入校就職状況−4−

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