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図7 ボリュームを右に回す図8 ボリュームを左に回す技能と技術 3/2011 本来ラジコン用のサーボはレシーバーに接続して、無線操縦するものですが、ロボットの分野でも、利用用途が広がってきており、マイコン制御によってさらに広範囲での利用が可能となります。電子回路は至極簡単なものであっても、プログラムによって、驚くほどいろいろなことができるということがおわかりいただけたと思います。今回の例では、マイコンのA/Dコンバータを使うことで、ボリュームによる制御をするためのプログラムを示しましたが、実際のロボットに応用するためには、もっとたくさんのサーボを使い、それをトータル的に制御することが求められます。しかし、その基本は今回示した簡単な回路や、プログラムリストにそのヒントは含まれています。マイコンのプログラムをマスターするということは、ロボットを作るうえで非常に重要なことなので、プログラムをして、1度や2度うまく動作しないからといってもあきらめずに、根気よく自分で考え、自分自らの手でプログラミングをしていく技術者の養成が求められます。それを実現するためにも、今回の記事が訓練カリキュラムにおける教材としての一助になれば幸いです。4.おわりに−34−

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