3/2011
32/49

図2 ニュートラルのパルス幅は1.472msec図3 トリガー引きのパルス幅は1.912msec図4 トリガー押しのパルス幅は1.008msec技能と技術 3/2011図5 サーボを同じ端子に接続図6 サーボ制御回路図 つまり、14.26ミリ秒で1周期(左エッジから次の左エッジまで)なので、その時間内で、ヤマ部分が何秒あるかによってサーボの角度が決まるということです。この図はニュートラの位置ですので、このヤマ部分が何秒あるかを読み取ります。原始的な方法では、オシロの画面の長さを測って計算する方法もありますが、デジタルオシロスコープでは、図のようにパルス幅も表示してくれます。 同様にして、トリガーの引きと押しのパルス幅を測定します。(トリガーの引きと押しは送信機側で変えることができるので、デューティーが長い方が引きとは限らない) PICマイコンを使ったサーボ制御回路は図6のとおりです。今回の回路では、8ピンタイプのPIC12F675を使ってみました。このPICは、類似するPIC12F629との違いとして、アナログの入力端子を持っている点があります。回路図にあるようにボリューム(可変抵抗)を使って、ボリュームを回したのと同じような量で、サーボ軸が動くような実験をするために、アナログ(A/Dコンバータ)ポート付きのPICを選択してみました。ですから、PIC16F819などのPICでも、同じように使うことができます。サーボの電源は、PIC用に5Vのレギュレータで作ったものをそのまま使っていますが、6Vまでは可能です。また、サーボはある程度電流を必要としますので、レギュレータの電流容量は500mA以上のものを使った方がよいでしょう。3.PICマイコンを使ったサーボ制御回路−30−

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る