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表3 これまでの実施テーマ技能と技術 3/2011図6 TQMにおける品質保証体系の考え方−24− 表3にこれまでの実施テーマの一覧を示す。テーマは課題解決型、課題達成型に大別し実施されるが、図3-1における⑨効果の確認に入るまでの段階で企業に復帰、就職するものもある。その場合、専攻科修了生に対し、企業との共同解決テーマとしての位置付けとして、定期的なフォローアップを実施しながら進めることとしている。 オーダーメイドカリキュラムと両輪を成す品質保証技術は、図6に示すようにTQMの考え方から、方針管理による人づくり(人の質)と、品質保証(QA)体系によるモノづくり(モノの質)に大別している。品質保証体系は、IE手法による現場改善と、QC手法・5源主義改善手法による現物改善及びデザインレビューにより実践する。 5源主義手法では、品質は、「平均値」と「ばらつき」であり、管理とは異常を発見し正常に戻す、という考えに基づいて現物改善の進め方を実践する。 改善は、三現主義による徹底した現物分析から始める、という考え方からスタートする。 モノづくりのINからOUTまでをビデオで撮影し、工程分析のタイムチャートを作成する。そのタイムチャートから改善する作業工程に着目する。また、不良の発生についても現物を徹底的に分析(SEM5.品質保証技術・生産管理について

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