3/2011
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図8 マインドマップによる自己紹介の例図9 ロボットの組立風景(2年生が1年生をサポート)図10 プログラミング風景図11 ロボットによるPK戦の様子 2日目からは、ものづくりの基礎となる5Sに関する講習を受講し、小型ロボットを使用したものづくり体験実習を行った。ロボットの組立作業では2年生が1年生を指導する形で行い、1年生、2年生が交流できるよう工夫した。その後、プログラム開発方法の説明を行い、プログラミング実習を行った。最初は各個人ごと、次に5名程度のグループを作り、リーダを選出、グループ単位で作業させ、入校生同士が交流できるよう配慮した。 グループの作業を各教員が観察し、入校生1人1人のリーダシップやコミュニケーション能力など特徴を調べた。最後には、簡単なロボット競技会(赤外線発光球を使用したPK戦)を実施し、グループごとに競わせた。体験実習終了後は交流ゲーム(バレーボール)を実施している。 電子情報基礎実習は、入校生が各技術要素と社会とのつながりを意識し、短期間で各教員の専門性などを理解することが目的で通常授業内に組み込んで実施している。従来のカリキュラム構成では専門性の関係から教員によっては入校生と半年後になってようやく授業で顔を合わせることもあったが、この基礎実習を実施することにより、短期間で入校生と教員の相互理解を深めることができ心理的距離を縮めることができた。今年度は後半に折り紙飛行機を活用し生産管理の基礎を学び、最後に事例発表を行っている。−17−実践報告①

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