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図2 入学して不安はあるか図3 不安の原因(複数回答)4-1 導入教育のカリキュラム4-2 選定した小型ロボット教材(a)従来の入校時のカリキュラム(b)導入教育を含んだカリキュラム図4 導入教育の概要 また、入校生の学力、技術力の格差の拡大、興味、価値観の多様化、ストレス耐性の低下という課題がある。そこで、以下のことを目標として導入教育を実施することとした。(導入教育の目標)①入校生と在校生相互間、入校生と教員間の良好な人間関係の構築②電子情報技術科の学習内容を俯瞰する③短大での学習方法へ移行させる④「ものづくり」への興味喚起を図る⑤達成感を感じ、入校生自身が自分でもできると感じてもらう 従来は、図4(a)に示すように入校ガイダンス後、すぐに通常授業に入っていた。平成21年度からは、図4(b)に示すようにものづくり体験実習を含んだ1週間の集中型の導入教育と電子情報技術科4名の教員がそれぞれ2テーマずつ分担し、電子情報基礎実習(週1回 3ヶ月間)を実施している。 また、導入教育以外でもプレゼンテーション技術の授業によりコミュニケーション・プレゼンテーション能力の強化、職業社会論により、キャリア形成を支援している。 ものづくり体験実習に使用する小型ロボット教材は、ものづくりの楽しさを感じ、実習時間内に完結し、達成感を持たせることが出来るように、図3に示すBeauto Rover(株式会社ヴイストン製)を使用した。マイコンにはH8/36064F(ルネサス製)を4.導入教育の実施−15−実践報告①

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