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図19 技能イベントへの参加と出品(ものづくり体験−23−図18 学校紹介パネルの作成(大型、計6枚)フェア2010、松本市内、2010/11)図20 信州職人学校ホームページの作成技能伝承の取り組みについて④2)信州職人学校の拠点事業 当組合ではこの事業に応募し、その一つに選ばれた。2010年度に行った取り組みを、以下に記す。①教材テキストの作成 本校独自の育成目標にあったテキスト類が少ないため、現在試行中のプリント類を独自のテキストとしてまとめた。将来的には、5年間で15冊程度を目標とするが、今年度は以下の3冊を作成した(図15)。・『信州の伝統建築の歴史と構法』 吉澤政己(NPO信州伝統的建築物保存技術研究会)・『信州の民家と再生方法』 降旗廣信((株)降旗建築設計事務所)、宮澤郁夫(宮澤建築)・『新伝統構法の紹介』 三浦保男((有)三浦創建)②公開講座DVDの作成 公開講座の開催記録のライブラリー化をめざし、今年度は、以下2回分をDVD化した(図16)。・第10回公開講座「和風建築を極める─数寄屋の伝統と聚楽壁の実演」 中村昌生((社)京都伝統建築技術協会)、杉森義信(京左官研究所)③セミナーの開催 2011年度「基礎コース」2期生の受講生募集と信州職人学校の社会PRを兼ね、2011年2月、「第2回信州伝統大工養成セミナー」を開催した(図17)。 著名な宮大工棟梁・西澤政男氏(滋賀県彦根市、(株)西澤工務店 代表)と、木造設計者・加来照彦氏(現代計画研究所、育成拠点アドバイザー)を招き、講演と今後課題を語り合うシンポを実施し、約90名の多数の参加で盛り上がった。④技能イベントへの参加(学校紹介パネルの作成) 「ものづくり体験フェア2010」(松本市、2010/11)に参加し、ものづくり体験コーナーを企画する一方、信州職人学校の紹介パネル(6枚製作)と、技能評価試験の実技課題を出品展示し、好評を博した(図18、図19)。⑤ホームページの作成 社会への発信力を強化し、受講生の募集、伝統技・第11回公開講座「伝統を守り時代が求める技を極める」 横田栄一(栄建具工芸、全国伝統建具技術保存会)

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