2/2011
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(2009年当初企画案、単位:コマ数、その後一部変更)−19−図7 カリキュラム(基礎、応用コース)図8 実施日程の例(2010応用コース)技能伝承の取り組みについて④3) 対象:「中堅大工」とし、開設コースは、経験に応じ、「基礎(2級)コースと「応用(1級)コース」を設ける。入校資格は、国家技能検定「建築大工」(1級、2級)と同等以上の経験年数とした(図5)。4) 期間:日常仕事を持つ「中堅大工」を対象としていることから、毎週土曜、半年間(毎年6月〜11月)とした。実際には、さらに時間が欲しいところだが、受講生・組合とも負担が大きくなることから、「基礎コース」→「応用コース」→「修了後のフォロー」のステップアップ方式でカバーすることとした。5) めざす育成像:「信州の伝統を未来につなぐ、新たな時代の大工棟梁」をめざし、「構造に強い大工」、「伝統構法が施工できる実践的技能」、「信州の伝統建築や現代ニーズへの深い素養」、「施主・市民にプレゼンできる提案・企画力」、「新たな仕事領域の開拓能力」、「信頼できる総合的な管理・経営能力」、「設計者や山側と協働できる能力」等の育成目標を掲げた。技能レベルは、国家技能検定「建築大工」(1級、2級)をしのぐレベルをめざす(図4)。6) 「信州伝統大工」資格:各コース修了者には、県知事認定による独自の「信州伝統大工技能評価 「信州職人学校/伝統大工コース」の概要を、図3に示す。1) 学校名称:先輩格の「金沢職人大学校」(1996年開校)を参考に、「信州職人学校」とした。当面は大工を対象とした「伝統大工コース」を設けるが、将来は、大工以外の職種も視野に入れる。2) 運営財源:組合で独自に財源を確保していることから、認定訓練校等の補助を受けない無制度の学校(フリースクール)とした。この財源は、1993年から「(財)長野県建設技能振興基金」に積み立てていたが、2005年、基金が解散したことから、「長野県建設産業団体連合会」が引継ぎ、積立金の範囲内で10年をメドに毎年助成されるものである。3 「伝統大工コース」の構想■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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