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3.教育の特徴4.各学科の紹介で高い評価を得ている。 本校の基本理念は,本県産業(特に製造業)の高度化,高付加価値化に対応できる,高度な技能および知識を兼ね備えた実践技術者を育成し,本県の経済社会の発展に寄与することにある。具体的には,次の3つの目標を掲げている。 ① 地域産業に密着した人材育成機関とする。 ② 地域産業界に開かれた大学校とする。 ③ 地域産業の技術の連携・交流に寄与する。 次に,本校の教育の主な特徴としては以下の項目である。  各科定員22名とし,密度の濃い教育を行う。また,少人数のため学生1人ひとりが実験・実習機器を実際に操作・体験できるシステムになっている。② 充実したカリキュラム  社会人として幅広い視野と対応力を身につけるための一般教養科目のほか,基礎から最先端技術までの多様な専門科目を実施する。③ 多様な教育スタッフ  学界や産業界など幅広い分野から選抜された多様な教育スタッフ体制を整えている。④ 最先端の施設と設備  最先端の技術教育を実施する短大にふさわしい施設と最新鋭の実験・実習設備が整っている。⑤ 企業との連携  企業や試験研究機関などとの技術の連携や交流を通じて,高度な教育を行っている。 学科は,開校当時4科であったが,平成14年4月からは映像システム技術科が増科され,5科となった。その後10年の節目となる平成19年に学科再編を行い,現在の学科名(精密機械技術科,機械制御技術科,電子情報技術科,情報通信技術科,情報映像1/2011技術科)となっている。 各学科の概要と目標は以下のとおりである。 本県および周辺には,自動車・IC・電化製品等各種機械の生産拠点が集積している。そのため,自動車部品,精密機械部品および金型等を製造できるエンジニアが求められている。 精密機械技術科では,機械設計製図,CAD/CAM/CAEおよび精密加工関連技術を習得し,自動車・IC・電化製品等の製造に携わる人材の育成を目指している。 ロボット,時計,カメラ,自動車や工場内の工作機械など,多くの分野でメカトロニクス化が進んできている。メカトロニクスとは機械の制御などに電子技術や情報工学を応用し,高性能化・自動化を図る技術分野のことである。39① 徹底した少人数教育① 精密機械技術科 2年間 定員22名② 機械制御技術科 2年間 定員22名MC加工実習制御工学演習

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