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) ……⑴) W (VPP力電),V (VPV圧電 I−II0I0+− 500 500) W (VPP力電),V (VPV圧電VOCVOPPmaxISC=0.75 AVOCVOPPmaxVPV者は正孔の密度が自由電子の密度より高いもの,後者は自由電子の密度の方が正孔の密度よりも高いものをさす。これらの半導体を接合したものをpn接合と呼ぶ。pn接合内部では,正孔と自由電子の密度差によって両者の一部が移動する。このこと起因してpn接合の接合部には電界が生じる。この電界はn形半導体からp形半導体への向きを持っている。 pn接合に光が照射されると,前述のとおり,正孔と自由電子が発生する。これらは,pn接合の接合部に生じた電界によって,正孔はp形半導体に,自由電子はn形半導体にそれぞれ流れ込む。その結果,p形半導体が正に,n形半導体が負に帯電し,両者の間に電位差が生じる。この現象を光起電力効果と呼んでいる。図1に示すように,pn接合に負荷を接続すると,p形半導体側から負荷を通じてn形半導体側へ電流が流れ,エネルギーを取り出すことができる。 太陽電池の発電電圧(VPV)と発電電流(IPV)との関係は,次式で表される(4)(6)。V=PV ここで,nはダイオード係数,kBはボルツマン定数〔J/K〕(=1.381×10-23),T は絶対温度〔K〕,Nは太陽電池単セルの直列接続数,qは電子の電気素量〔C〕(=1.602×10-19),ISCは短絡電流〔A〕(VPV=0となるときの電流),I0は逆方向飽和電流〔A〕である。VPV-IPV特性の例を図2に示す。同図は,n=2,T=300K,I0=10-6A,N=44の場合の特性である。図2(a)および(b)は,ISC=0.75Aおよび0.5Aの特性である。電流IPVがゼロのときのVPVを開放電圧VOCと呼ぶ。 太陽電池に照射される日射量が低下すると,それに合わせてISCも減少する。図2におけるISC=0.5Aの特性は,ISC=0.75Aの場合よりも日射量が低い場合に相当する。日射量の低下により,VPV-IPV特性は図2の左向きに平行移動するように変化する。短絡電流ISCは日射量の変化に対して大きく影響を受けるが,VOCはそれほど大きく変化しない。 太陽電池の発電電力PPVとIPVとの関係についても図2に示してある。PPVはVPVとIPVとの積である。2.2 太陽電池の発電特性p形半導体図1 太陽電池の電圧と電流24図2 太陽電池の発電特性■:最適動作点0.60.70.8■:最適動作点0.60.70.83530252015103530252015100.40.30.5電流 IPV(A) 0.10.20.10.20.40.30.5電流 IPV(A) IPVIOP電圧VPV電力PPV(a)短絡電流 I SC = 0.75 A の場合 電圧VPV電力PPV(b)短絡電流 I SC = 0.5 A の場合 ISC=0.5 A技能と技術IOP太陽光n形半導体太陽電池負 荷++(PVSCnkTNBqln

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