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6.その他の就職支援8.おわりに7.今後の課題 受講生に対する就職支援は,受講期間6ヵ月の中で,①ジョブ・カードの作成指導,②ジョブカードの交付,③就職セミナー実施による面接指導を行っています。 また,修了後未就職者に対して,①フォローアップ調査,②職業相談員による求人情報の提供,③合同面談会の案内等行っています。就職率を2~3%アップさせるための極めの細やかな支援策が必要とされています。 受講生の再就職は,企業が採用に踏み切ることが何よりも大事なことであるが,送り込む側としては,合同面談会参加企業の企業開拓が最重要事項です。さまざまな機会をとらえて企業との関係を円滑にしておく必要があります。例えば,在職者訓練の受講勧奨・広報,日本版デュアルシステムの受け入れ企業開拓,作成した求職者情報誌の紹介・訪問,などがあげられます。また,次の点について課題とし,今後さらに就職率のアップに向けて努力して参りたい。① ジョブ・カード相談・交付の質的向上② 職業訓練指導員と職業相談員の受講生にかかわる連携強化③ キャリア・コンサルティング技法習得による職業訓練指導員・能力開発支援アドバイザー・職業相談員の一体的取り組み 平成23年を迎えたが,いまだ経済情勢,雇用状況は厳しいなかにあります。当機構も厳しい環境のなかにありますが,与えられた使命・目標を忠実に達成していくことに変わりはない。 こうしたなかでも,時々,再就職の決まった受講生が,「就職が決まりました。ありがとうございました。」と私にもあいさつしてくれることがある。実に慶ばしい瞬間で,6ヵ月の間に,技能・技術を学び,ジョブ・カードを作成し,自信に溢れて再就職していく,と思うと,握手した瞬間に,感動が溢れてくる。 うまく再就職していくケースばかりではないが,技能・技術を身につけ働く者が力強くなっていく姿を見るのは何とも爽快で,気持ちの良いものです。 企業訪問すると,時々,「奈良センターがものづくりの研修をやっていただけるのでありがたい。これからもよろしくお願いします」と言われると,やはり感動する。厳しい環境で頑張る社長のため,技能・技術者のためもっともっと頑張ろうと切に思います。 こうした感動を基にすると,感動しないものは何一つない。これからも当センターの職員一同,一丸となって知恵を出し,汗をかき,勇気・大勇猛心を振り絞って企業開拓・就職支援に精を出して参りたい。技能と技術写真2 ジョブ・カード交付相談中22

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