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U+-Uiac*(DC/AC変換部)sw3  図3 設計・製作する電流追従型の     系統連系PWMインバータの全体構成図4/20102.3 主回路システムの構成図4 系統連系PWMインバータのプロトタイプ⒜ 全体写真⒝ 主回路およびゲート駆動回路⒞ 制御回路(プロットボード)①②主回路部直流部ゲート駆動回路ブレッドボードvac0①交流電流指令値(iac*)生成回路②電流偏差(e=iac*‐iac)の演算回路②電流偏差(eiaciac)の演算回路③PWM信号(U)の生成回路④保護回路③④iacvac0vac交流部vs▽▽Hm5V03VVdcg1g2g3iiacsw1sw2sw4Hm510V100Vvv0g4eUIRGNDた⑴~⑵を満足できることになる。 図3は,システム全体構成図である。図4は,プロトタイプ装置の全体写真である。主回路部(パワー部)の役割は,発生した直流の電力を交流に変換して系統に伝達することである。ここでは主回路を「直流部」,「直交変換部」,「交流部」,「ゲート駆動回路部」に分けて説明する。 ⑴ 直流部 直流電源,ダイオード,リアクトル,コンデンサで構成される。直流電源は,太陽電池に相当するものであり,系統に逆潮流させる電力の発生源となる。実習では,直流安定化電源を利用する。ダイオードは,系統側の電力を直流電源側に潮流させないようにするために設けている。リアクトルは,直流側電流の平滑用である。コンデンサは,直流側電圧の平滑用である。 ⑵ 直交変換部 IGBTモジュールと電流センサで構成したインバータ主回路のいわば心臓部である。IGBTは自己消弧形の素子であり,ゲート電圧を入力することによってオン状態となり,ゲート電圧を零または負にすることでオフ状態となる。 図3の主回路において,Uアーム上段とVアーム下段のIGBT(sw1とsw4)の2つをゲート信号(g1とg4)によってオンし,かつ,Uアーム下段とVアーム上段のIGBT(sw2とsw3)の2つをゲート信号(g2とg3)によってオフすると,インバータ出力電圧voは正となり,vo=Vdcとなる。これをモード1と呼ぶことにする。 逆に,Uアーム下段とVアーム上段のIGBT(sw2とsw3)の2つをオンし,Uアーム上段とVアーム25

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