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 6.習得度測定課題の実証作業時間仕様タ駆動回路設計・製作温度センサ回路・DCモー作成動作確認安全衛生工夫・改善点プログラム科名 : 制御技術科仕上がり像1 : 電気・電子回路の設計及び同回路を用いた制御ができる。システム名 : アナログ回路設計技術、ディジタル回路設計技術、組込み型マイクロコンピュータ制御技術(基本・周辺機器)課題名 : マイコン制御システム構築実習細目評価項目仕様書作成・回路設計時間温度センサ回路・DCモータ駆動回路製作時間プログラム作成時間システム動作確認時間仕様決定温度センサ回路回路設計DCモータ駆動回路回路製作温度センサ回路DCモータ駆動回路フローチャートプログラム作成プログラミングハードウェア動作確認ソフトウェア安全作業(不安全行為)VDT作業<工夫・改善点・セールスポイント・感想記入欄>①課題の題意に基づく仕様書作成および回路設計②温度センサ回路・DCモータ駆動回路の製作③アセンブリ言語によるプログラム作成以上に係る習得状況を測定する。訓練課題のねらい氏名採点(OK:○,NG:×)標準時間3時間以内 標準時間3時間以内標準時間9時間以内標準時間3時間以内動作可能であるか適正でかつ仕様を満たしているか適正でかつ仕様を満たしているか回路図どおりに配線されているか回路図どおりに配線されているか適正でかつ仕様を満たしているか動作しかつ仕様を満たしているか動作しかつ仕様を満たしているか他の作業者の妨げや不安全作業行為の有無VDT作業への無配慮の有無評価基準(備考)初期化開始シンボル定義ITU,SCI,A/D変換初期設定スタック,I/O初期設定タイマ初期設定LCD初期設定ADMAINA/D変換開始ADENDA/D変換終了?NOYESディジタルデータ右づめYESNO温度が28℃以上モータ回転LED点灯モータ停止LED消灯ディジタルデータ→10進数10進数→アスキーコードLCD温度表示訓 練 課 題 確 認 シ ー ト割込み処理エラーあり?NOER0,ER1,ER4,ER5レジスタ退避RDRF1ビットクリア割込み処理ER0,ER1,ER4,ER5レジスタ退避タイマ割込み停止PCキーボード入力割込みLED1点灯データ転送LED1消灯タイマ割込み再開ER0,ER1,ER4,ER5レジスタ復帰割込み元に戻るYESタイマ割込み図7 訓練課題確認シート4図6 フローチャートでシステム構築が可能なように工夫した。また,マザーボードにコネクタを追加することにより,ブレッドボード上でさまざまな電子部品の制御ができるよう改良している。 ハードウェア設計・製作要素として,温度センサ回路,モータ駆動回路を,ソフトウェア設計・作成要素としてフローチャート,アセンブリ言語によるマイコン制御プログラムを盛り込んだ。 仕様書作成から回路設計・製作,フローチャート作成,マイコン制御プログラム作成,動作確認まで3日間(18時間)で実施している。 マイコン制御システム構築実習を組込マイコン技術科平成20年度9月生,3月生と制御技術科平成21年度6月生,9月生,12月生,3月生に対して,訓練3ヵ月目終了時に実施した。 課題実施に当たって,図7に示す訓練課題確認シートを作成した。評価項目として,作業時間,仕様決定,回路設計・製作,プログラム作成,動作確認,安全衛生を設定し,評価項目の中でさらに細分化し,15項目を評価することとし,各項目に対し,○(OK),×(NG)を訓練生各自で記入させることとした。当初は,点数化することも検討したが,評価基準の設定が困難であったため,実施段階では見送ることとした。 6回実施した段階における自己評価の結果を表2に示す。 実施結果から,すべての評価項目において,自己評価を○とした割合が80%以上となったが,回路設計・製作の自己評価が比較的高く,プログラム作成時間,システム動作確認時間の自己評価が比較的低い傾向が確認できる。 実際にシステムを構築したなかで,回路設技能と技術

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