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m−m+123価評の能技たい用を数関失損0210100210022100123123312231123123231312123123123123123123123123111111111111111222222111111222111222Δ00s9021023112331212333311122223ms231・・・12・・・23・・・32・・・33・・・11・・・21・・・32・・・13・・・21・・・22・・・33・・・13・・・11・・・22・・・3120○ k2 = 3△ k2 = 6◇ k2 = 9 但し s = k / 3 Δ10080604020206040採点基準による減点 80100m=(29.99+29.96)/2=29.975Δ =(−0.01+0.04)/2=0.015s =k /3 (k=3)A=1・・・・・・(2) 図3 損失関数を用いた技能評価と採点基準の関係3/20103.3 許容差設計による採点基準と損失の比較120表3 直交表への割り付けと評価結果の一例表2 水準の設定m−sm+s−組む者の技能に応じて定めてよい。今回は寸法値のずれ量が許容差Δの3倍程度はあり得るとして,k=3とした。次にy0が許容差を超えたときの実際の損失A は検定料としてもよいが,ここでは1とした。 今回取り上げていない寸法については,次のようにする。許容差の明示されていない寸法は,課題の指示により,JISの削り加工寸法の普通許容差の中級を用いることが定められているので,前述と同様に,式⑴,⑵を適用する。テーパ部は,光明丹で当たりを見る官能検査が一般的である。この場合は判断基準を5~8水準に設けて計数化して,式⑴,⑵を適用する。ねじ部についても同様に適用できる。 以上の考察により得られる技能の評価と実技課題の採点基準により得られる減点を,係数k2をパラメータとして比較したものが図3である。係数k2にて示される群は,測定された寸法値のばらつきの程度により構成される。これは,技能が同程度の技能者が実技課題で評価された結果を,係数k2により模していることとなる。 図より横軸の採点基準による減点では2水準にしか層別できないのに対して,縦軸の損失関数を用いた技能の評価では3水準に層別が可能である。 目標寸法をm,許容差を±Δとし,寸法値y0で加工された場合は,簡単のため平均値m,標準偏差をs=Δ/3とする正規分布に従うことは,前節で述べた。これにより,おのおのの寸法値のばらつきができ上がった製品の品質特性にどの程度影響するか許容差設計して,許容差の幅に技術的な根拠を与えることができる。 個別に許容差を指示している寸法と幾何公差の部分は作業者に注意を促す部分である。そこで,L36(23×313)直交表に,今回適用する14ヵ所の寸法を割り付けた。水準値は表2のとおりである。得られる36とおりの組み合わせから採点基準による減点の合計と損失関数により求めた損失の合計の一例水準2水準の場合3水準の場合ABCDEFGHI・・・P減点損失12.0612.00128.50137.831411.3953.33167.672721.8383.06923.061021127.671221.83::::::::::・・・:::3421.673.503523627.39

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