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4.普通課程 組込システムとは,特定の機能を実現するために家電製品や機械等に組み込まれるコンピュータシステムのことです。自動制御を必要とするほとんどの製品に利用されているシステムです。 組込技術工学科では,機械・電気・情報工学をはじめとするさまざまな分野の複合的な知識と応用力,チームワークをリードする人間力を身につけて,最新のものづくりを担う設計開発技術者の育成を目指しています。―教育の特長―○実験を重視し,科学的理論と実際の現象を総合理解させながら教育します。○ものづくりのコアとなる機械・電気・電子工学を基礎からしっかり教育します。○マイクロコンピュータを徹底的に理解し,自在に操るハードウェア技術を身につけさせます。○多様で高度な情報処理を実現するソフトウェア開発技術や通信技術を教育します。○高い品質と効率を実現する生産システムを構築・管理する技術を教育します。―教育訓練の3本柱―⑴ 組込ハードウェア技術 電子回路,機械部品,センサの動作,安全に稼働できるシステムの設計,加工,検査技術などを教育します。 建築科 建築科では,現在のものづくり現場における「技術・技能やノウハウ等を伝承する中核人材が不足し⑵ 組込ソフトウェア技術 主にC言語を用いたプログラム作成やリアルタイムOSを用いた高度なシステム構築技術などを教育します。⑶ 組込制御技術 マイクロコンピュータを活用して新たな機能を実現していくための組込技術を教育します。 組込技術工学科では,生産ラインのシステム全般を理解し,数年後に会社の中核を担うことのできる人材を養成することを目標としています。技術者として必要な基礎理論の習得に加え,現場で実際に使われる最新機器でさらに実験・実習を重ね産業界で即戦力となる実践に強い人材を育成します。技能と技術3.2 組込技術工学科メカトロニクス実習38情報処理実習組込システム実習

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