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2.校長あいさつ1.はじめに 本県では,急激な技術革新に対応できる高度な知識・技術を備えた産業人材の育成を図るため,県内にある郡山校・会津校・浜校の3つの高等技術専門校を高度化・再編し,職業能力開発短期大学校を軸とした機能の整備を図ることとなり,平成21年4月に会津校・浜校に先がけ職業能力開発短期大学校と職業能力開発校を併設した「テクノアカデミー郡山」を開校しました。 テクノアカデミーは,「社会性豊かな人格形成」,「主体的な創造能力の開発」,「実践的な職業能力の開発」の3つの柱を教育理念として産業の高度化に貢献できる実践技術者の育成を実施しています。 また,創造性豊かな人材の育成と意欲や能力を発揮して働ける環境づくりのために在職者および離職者に対する各種訓練事業および障がい者に対する職業能力開発訓練事業を併せて実施しています。 本県の総合計画における「ふくしまを支える3本の柱」の第一は,「いきいきとして活力に満ちた『ふくしま』」であり,その基盤となるのは,地域産業のものづくりを支える優れた人材の育成であります。本校の使命は,まさにこの課題に真正面から取り組むことに尽きます。このため,私は,テクノアカデミー郡山校の運営について,ノンバーバル・コミュニケーションを背景とした3つの項目を掲げております。 一つは,「きれいな学校」。人は環境に左右される生き物であり,身を置く環境により影響を受け,そして,成長していきます。きれいな環境は,まず身の回りの整理整頓です。 二つ目は,「一つひとつ,一人一人を大切に」。教育の基本は,それぞれの個性に応じた指導にあります。十把一絡げの画一的な指導は,決して人の成長を促すものではありません。本校は,幸いにして,20人,30人クラスという小人数の教育環境にあり,テーラーメードの教育・指導が可能な状況にあります。 三つ目は,「時間管理」。時間管理は,自己管理の基本であり,人間関係を築くうえで,最も重要なことです。他者とかかわる時間については,これをしっかり守ることを身に付けることです。 この三つについて,ノンバーバル・コミュニケーテクノアカデミー郡山全景36校長 三瓶弘次技能と技術福島県立テクノアカデミー郡山職業能力開発校日下部実仁設紹●●●●介施福島県立テクノアカデミー郡山~高度な知識・技術を備えた産業人材の育成~

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