1/2010
52/61

3.2 電子技術科電子回路制作実習卒業研究で制作中の「二足歩行ロボット」ロボット名:白野威(しらぬい)50とができます。毎年,製作した作品は実学教育の成果として「テクノフェア山梨」でデモンストレーションの展示をしています。○「自動化システム実習」では,Windows上で動作する「VisualBasic」によるダイレクト制御を学びます。毎年,4グループに分かれ,自分たちの発想で考案したロボットシステムを製作しています。 実習最終日には製作した作品の発表会を行い,成果を1年生と学校職員に披露しています。 「卒業研究」のテーマとしては,金型,メカニズム,制御,加工技術等があり,さらにレベルアップした作品を製作しています。2年間で,機械システムを「設計」によって考案し,「加工」によって具現化し,「制御」によって自動化できる実践力を身につけることができます。 平成11年の短大校発足時に設置された電子技術科は,2年間でエレクトロニクス(電子技術)を学べる,県内では初めての学科としてスタートしました。 「ハードウェアとソフトウェアの両技術を併せ持ったスペシャリストの育成」を目標とし,アナログ/デジタル電子回路技術の基礎から応用まで,C言語の基礎からマイクロコンピュータの組込みプログラミング応用技術までを重点に学べる教育訓練を展開しています。 また,単にハードウェアとソフトウェア技術だけでなく,エレクトロニクスで必要とされる半導体工学や制御工学に関する知識や技術についてもバランスよく学べるカリキュラムを展開しています。 当科では,2年次に1年間かけて卒業研究に取り組みます。卒業研究では,ゼミ単位で「ものづくり」に挑戦し,計測器や自律型ロボット,ソーラーカーなどを製作します。 また,製作したロボットで学外の競技大会へ出場し,エレクトロニクスやプログラミングの技術力を競い合います。平成20年には「全日本マイクロマウス大会 フレッシュマン部門」で,最小の探索歩数で完走し探索賞を受賞しました。 平成21年には「ロボコンやまなし 大学・一般の部」で優勝し,この大会で3連勝となりました。また,「ソーラーカー競技」でも優勝し,この大会では4連優勝となりました。 電子技術科では2年間の学習でエレクトロニクスに興味を持った学生が毎年数名,「職業能力総合大学校・応用課程」の生産電子システム技術科に進学技能と技術

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る