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3.開発課題と応用課題のスケジュール4.開発課題の取組み4.1 現地調査表1 スケジュール概要開発課題テーマの検討4月テーマ決定・予備調査5月年間計画書作成6月現地調査7月調査報告書作成8月模型作製と施工法検討9月施工計画書作成10月実大ログハウス施工11月実大ログハウス施工とまとめ12月開発課題発表・応用課題検討と実施1月応用課題まとめと発表2月報告書提出3月184.2 開発するログハウスの特徴写真1 和歌山の森林写真2 協同組合敷地内のログハウス写真3 民家の物置小屋として有効である。木材は資源循環型社会を目指すうえでも,その製造の際に要する消費エネルギーや大気中に放出されるCO2が,鉄やコンクリートと比べると格段に少なく,地球環境への負荷のきわめて小さいエコマテリアルである。 「開発課題」ではグループ作業で研究開発等を行うこととし,「応用課題」は開発課題等について,さらに掘り下げた内容を各学生がまとめる卒業研究の位置づけとしている。そこで,本課題について目標設定を行い,大まかな年間スケジュールを作成した。 開発方針の打ち合わせと現地調査を実施し,併せて和歌山の森林も視察することとした。 日時:平成20年7月12(土) 11:00~15:00 場所:和歌山県すさみ町 会社団体:すさみトライ・ウッド協同組合 すさみトライ・ウッド協同組合で開発されたログハウスは,丸太材を積み上げる一般的なログハウス工法とは異なり,在来構法の柱に溝加工を施して,柱間に間伐材の壁材を落とし込んだピーセンピース構法であり,施工手順を写真4に示す。 その特徴は,①柱や梁材は4寸(120mm)を基本とし,②柱面に溝を加工しで間伐材の壁を挿入する(写真5)。③壁材は対角方向に背割を入れた90mm角を使用する。④背割方向にほぞ加工して柱溝に積み上げる(写真6,7)。⑤900mm間隔で柱技能と技術

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