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2.仕上がり像の発想転換(ターゲットから導 2 仕上がり像の発想転換(ターゲットから導き出された二次目標) 図2 「モノと情報の流れ」「業務知識」「IT知識」の関連 7き出された2次目標)工程管理システム設計業務工程管理業務 CAD技術情報管理 システム製品在庫管理業務出荷 業務 出荷 顧客にとってこれら3本柱、つまり「モノと情報の流れ」「業務知識」そしてそれをサポートする「IT知識」について学ぶことが再雇用のチャンスを広げるのに有利になると考え、カリキュラムの検討を始めました。 図2.「モノと情報の流れ」「業務知識」「IT知識」の関連 購買部門 資材発注業務 業者 入荷係 入荷 業務 入荷 当科では、通常訓練カリキュラムを設定する際の「仕上がり像」を、「ターゲット」と定めた「製造現場のリーダ」から導き出された2次的な目標として考えました(図3)。 当科のカリキュラムを検討するにあたり、製造系非正社員の再就職に役に立つ教育訓練をめざそうと考えました。検討する過程で、非正社員が十分な訓練期間が確保されていない実情が分かってきました(図4)。訓練が十分できない理由として、時間的要因・コスト・教える人がいないなど様々な理由がありますが、その中で「教育訓練を受け※ 点線矢印:情報の流れ ※ ○○システム:業務の中で動いているシステム事例 ※ 太線矢印:モノの流れ(材料・部品→製品) 購買 計画システムスケジューラ システム システム 計画部門・技術部門 生産計画部門 販売計画部門 好悪倍計画部門 資材在庫管理業務 在庫管理 システム 製造部門 営業部門 受注 業務 出荷係 図3 当科の仕上がり像の考え方 受注 システム 在庫管理システムシステム 高度化に伴い,工程内物流や品質に対する理解不足,ものづくりプロセスに対する理解力が追いつかないなどの問題が生じています。このため現場では新しいものづくりプロセスへの取組みができないのが現状です。ものづくりが高度化・効率化する限り,生産現場においては人に代わって働くさまざまなシステムが継続的に導入され続けるであろうし,それらを理解し,設計・提案・管理運用できる高度な人材に対する社会的ニーズは,強い危機感を背景に製造業で増加傾向にあると考え,当科を構築するにいたりました。 当科では製造業の中で生ずるモノと情報の流れ全般に関する知識習得を目的に,生産計画・資材購買といった生産工程・資材購買といった業務にかかわる知識,デジタル屋台システムといった最近の生産方式などITを利用したシステムなどの知識習得を目指しています(図2)。モノは材料・部品として業者から手配し,製造部門で加工・組立を経て製品になり,顧客に引き渡されます。しかし,これらのモノは常に情報をもっています。加工されていない在庫の状態であっても,「なにが」「どこに」「どれだけ」といった情報が管理されていなければなりま5/2009せん。モノが加工・組立の状態ならば,納期や作業手順に関する情報も必要です。同じ情報でも個々の業務で扱いが異なる場合もあります。そしてこれらの情報を効率よく運用するには,IT機器の知識や業務システムの知識が必要になってきます。当科では今後の生産方式の変遷の中で新たに仕事に就く方にとってこれら3本柱,つまり「モノと情報の流れ」「業務知識」そしてそれをサポートする「IT知識」について学ぶことが再雇用のチャンスを広げるのに有利になると考え,カリキュラムの検討を始めました。 当科では,通常訓練カリキュラムを設定する際の「仕上がり像」を,「ターゲット」と定めた「製造現場のリーダ」から導き出された2次的な目標として考えました(図3)。 当科のカリキュラムを検討するに当たり,製造系非正社員の再就職に役に立つ教育訓練を目指そうと考えました。検討する過程で,非正社員が十分な訓練期間が確保されていない実情がわかってきました

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