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3.学科の概要⑴ 生産技術科(定員20名)生産技術科授業風景42電子情報技術科授業風景を支援して当大校を始め各大学等がものづくり人材の育成や共同研究,技術支援に努めております。 当短大校で実施する「専門課程」は基礎的な技能・技術から専門分野に必要な高度な技能・技術まで体系的に修得する2年間の課程であり,各科とも一般教育科目,基礎学科,基礎実技,専攻学科,専攻実技の区分で教科が構成されております。 年間授業時間は1,440時間であり,これは工科系国公立大学の約2倍となっております。 授業構成は実験・実習が50%,理論的知識等が50%と,実験・実習を重視した実学融合のカリキュラムを実施するとともに,少人数教育,そしてものづくり現場に密着できる充実した実験・実習設備を整えて新しい時代のものづくりに適応できる知識と技能・技術を身に付けた実践技術者(テクニシャンエンジニア)の育成を目指しております。 基礎的な加工技術やNC工作機,CAD/CAMシステム,CNC三次元測定機,各種試験機などを導入した技能・技術の習得,シーケンス制御技術などについて学び,生産現場で中核の技能・技術者となる素地を育てる教育・訓練を行っております。 主要教科は①機械基礎,②機械設計,③機械加工,④計測・制御,⑤生産システム,⑥総合制作実習であり,現在1年生26名,2年生18名(内女性1名)が学んでおります。 修了後の就職先職務はCAD/CAM技術者,機械加工技術者,NCオペレータ,保全・メンテナンス技術者,金型技術者などが従事の中心となります。⑵ 電子情報技術科(2009年度新設:定員30名) ブロードバンドネットワーク利用のためのインフラ整備が進んでいるなか,この情報社会環境に対応するために,情報通信ネットワークやIT社会を形成するエレクトロニクス技術,コンピュータ技術,通信ネットワーク技術に関するものづくりへの適用技術を習得し,そのうえで自動計測・制御技術やマイコンを用いた組み込みシステムといったハードウェアとソフトウェアの融合分野を担う技能・技術を学び,生産現場で中核の技能・技術者となる素地を育てる教育・訓練を行っております。 主要教科は①電気工学分野,②電子工学分野,③情報工学分野,④通信工学分野,⑤総合制作実習であり,1年生36名(内女性6名)が学んでおります。 修了後の就職先職務は組込みシステム技術者,ネットワーク構築技術者,システムエンジニア,電子回路設計者,ソフトウェア開発者などが従事の中心となります。⑶ 電子技術科(2009年度末で廃止:定員20名) コンピュータ部門でIT部門に対応したものづくり,電子回路の設計・製作,通信分野を学び,生産現場で中核の技能・技術者となる素地を育てる教育・訓練を行っております。技能と技術

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